ため池&家庭菜園(2019~)の記事一覧
こんにちは。カンボジアから大村です。3週間続いたロックダウンが5/6に明けました(一部地域は継続中)!近日中にようやく、シェムリアップの事業地に戻ることができそうです。ちなみに、アルコール類販売禁止も同じタイミングで終わるものだと思ってストックしていたビールを全部飲んだところ、プノンペンのアルコール類の販売禁止は5/22までとのこと。あーあ・・・。
前回の更新から3ヶ月近くあいてしまいましたが、今回は当時の予告どおり、私がこの数年事業地で接してきた方々の中で見た、一番大きな変化と挑戦・・・ソク・ボッパーさんについて紹介したいと思います。
ボッパーさんと言えば?
ボッパーさんは、この「コリアンダーチャレンジ」の頃から、このブログにたびたび登場してきた女性です。家に自分以外の働き手がおらず、なおかつ村を離れて働くことも難しい環境にあることから、JVCの研修に熱心に参加し続けてきました。

また最近は、ドライハーブづくり研修にも積極的に参加していて、庭に植えた生姜を加工し、1回の取引で収入が約130ドルになったこともありました。
これまでの記事(→記事:ため池・その後の変化)でも紹介してきましたが、最近、いよいよため池周辺の菜園の嬉しい変化が止まりません。
ちょっと見て!こんなに変わったのよ!①
久々に訪れたシン・ミーさんのお宅。数ヶ月ぶりに会うなり家庭菜園に案内され、「これを見て?この土地、何もなかったのに、こんなに変わったのよ」と、たくさんの話を聞かせてくださいました。たしかに、この変化は凄まじい。時系列で写真を掲載します。
真っ赤に咲いたローゼルハイビスカス!
駐在員の大村です。12月に入り、事業地は年に一度のローゼルハイビスカスの収穫期!真っ赤な宝石のようなお花を摘んでドライに加工し、ハーブティの原料として出荷します。

駐在員の大村です。ここ最近ため池の話が続いたので、今日はもうひとつの活動の柱である農業技術研修にスポットを当ててブログを書きたいと思います。
JVCカンボジアは各家庭での家庭菜園づくりをサポートするため、定期的に技術研修を実施しています。研修は誰でもウェルカムで、希望する人は何回でも参加することができます。対象者を選ばず、興味がある人は誰でも好きな時に参加できるようにしています(研修のほか、そもそも農業用水を得るのが特に難しい地域で実施しているのがため池支援です)。
駐在員の大村です。前回は、ため池の水を活用して、暮らしを豊かに変化させている方々のレポートをお届けしました(→記事:ため池・その後の変化)。今回は、たまった水を有効活用する以外の「ため池の効用」について、お伝えしたいと思います。
毎年のように冠水する地域
特に乾期に、毎年水不足が発生するJVC事業地の農村地域。過去からこれまでに掘削した池や井戸は、その水不足を解消するためのライフライン整備でした。
しかし一方で、雨季には年に1-2度大雨が長引き、村によっては冠水する地域もありました。
新型コロナウィルス情報
駐在員の大村です。前回の記事では、新型コロナウィルスの影響で4月から8月に延期されていた振替正月休暇(9連休)の様子をお届けしました。帰省ラッシュや国内旅行の需要の高まりが見られ、140万人が国内を移動したとされましたが、新規感染者は海外から戻ってきた人々に限られており、カンボジア国内は落ち着いた日々が続いています。
雨が降らない日々を越えて・・・
JVCカンボジアはこの3月・4月に、事業村で8箇所のため池と3箇所の井戸を掘削しました。今日はその後の様子を報告したいと思います。
今年は雨の始まりが全体的に遅く、7月下旬までまったく降らない地域もあり、スタッフも村の方も田んぼや菜園のことを大変心配していました。下の2枚の写真をご覧ください。
この2つのため池は、同じ村の中にJVCが掘ったものです。左の方は雨の始まりが遅かったとはいえ、7月になると順調に雨水がたまり、下旬にはほぼ満水になりました。一方右の方は、この周辺に7月下旬までほとんど雨が降らず、下旬になってもこの水の量。村長や近所の人も、「こんなに雨が降らないなんて・・・」と困惑していました。
8月に入ってこのため池のある一帯にもようやく雨が降るようになり、8月10日には、下の写真のようにほぼ満水になって一安心。とはいえ、一般的に5月下旬から雨季が始まるとされているカンボジアとしては、降り始めが非常に遅い2020年の雨季の始まりとなりました。水道がなく、然の恵みとともに暮らしている農村地域では、このような気候の変化が生活に大きく影響します。
駐在員の大村です。前回に引き続き、最近のカンボジアは空港検疫でのみ新型コロナウィルスの陽性者が確認されており、市中感染は確認されていません。そろそろ各種入国規制も少し緩やかになるとか、ならないとか・・・。私は引き続き、入国規制の動向などを見ながら、一時帰国中の日本から遠隔で業務をおこなっています。
駐在員の大村です。まずは新型コロナウィルスについて、最近のカンボジアでは空港検疫でのみ陽性者が確認されており、市中感染は確認されていません。7月に入り、カラオケなどの娯楽施設がレストランに登録変換することなどを条件に再開可能となり、また一部の教育施設が「早期再開認可校」として再開される可能性が出てきました。現在までの累計感染確認数は141例。少しずつ、元の暮らしに戻る試行錯誤が始まっています。私は引き続き一時帰国中の日本から、遠隔で業務をおこなっています。
3月・4月に8箇所のため池、3箇所の井戸を掘削!
JVCは3月下旬から5月末まで、農村部での感染拡大を防ぎ、また事業村の住民の不安に繋がるような行動を避けることが第一であると考え、村への出入りを最小限に抑え、人の集まる研修などの活動を停止していました。その間、行政と協力し、2度にわたり衛生用品や食料などの緊急支援を実施しました。
そんな中、5月頃から始まる雨季の前に掘削を終える必要のあるため池が8箇所(一部修繕を含む)、井戸が3箇所あったため、これらについては3月・4月に最少人数で掘削予定地に入り、進捗管理などの作業をしていました。今日はその報告をしたいと思います。
(その②からの続き)
初出荷の日
7月のはじめに迎えた初出荷の日。チョムノーさんは初出荷の日にどうしてもの用事で外出しており、JVCが代理収穫したので画像がないのですが、ボッパーさんはしっかり密着できたので、その様子をお伝えします。
初収穫から、出荷までの様子を動画にまとめているので、まずはこちらをご覧ください。本当に嬉しそうで、こちらが笑顔になってしまいました。