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カンボジアの新型コロナウイルス&事業地の最新情報(6/15)

カンボジア現地代表 大村 真理子
2020年6月17日 更新

駐在員の大村です。引き続き、一時帰国中の日本から遠隔でカンボジアの現地スタッフとともに働いています。

新型コロナ最新情報(6/15)

前回の報告の続きです。カンボジアでの感染例は合計128例で、ここ最近の4例すべてが、空港や陸路国境での検疫で確認されています。入国時の各種規制は継続中ですが、6/11より入国の際に3,000ドルのデポジットの預け入れが義務付けられ、そこから、入国時のPCR検査費用や指定施設の滞在費用などが引かれて返ってくる?(返却方法が公式発表されていません・・・)という変更がありました(これらの発表・施行は突然でとても流動的です。6/15現在の情報です)。

カンボジアの観光客数は4月で昨年比99.1%減と発表されていますが、まだまだ渡航のハードルは高そうです。とは言えカンボジアに友人・知人が多くいる身としては、国内で感染者が増えていないことが嬉しいです。

最近の事業地

JVCは5月に2回、タイからの帰国者に対する緊急支援を実施しました。タイから戻ってくる方の数は落ち着いてきていて、隔離用の施設運営も少しずつ余裕が出てきているそうです。

学校施設はカンボジア全土で引き続き休校中です。オンライン授業が導入されていますが、事業地のある農村部では環境が整わない家庭が多いため、先生が生徒の家を訪ねて直接授業をするというスタイルがとられています。

近隣の生徒を集めて直接授業中近隣の生徒を集めて直接授業中
宿題をやっているところ。これはこれで楽しそう・・・宿題をやっているところ。これはこれで楽しそう・・・

事業村に住むスタッフいわく、「オンライン授業のために思い切ってテレビを買ったけど、息子は勉強しないで他のチャンネルを見ている(ため息)。だから結局は近所の子の家に集まって直接授業を受けている」とのこと。

一方でオンライン授業の環境が整っている首都プノンペンの事務所の大家さんに聞いてみたところ、「毎日子どもをいかにタブレットの前に集中して座らせるかの勝負。田舎の直接授業が羨ましい」とのこと。小学生にオンライン授業はなかなか難しそうですね。カンボジア全土で、学校の再開時期はまだ決まっていないので、しばらくこのような日々が続きそうです。

活動については、人が集まる研修などを3月末から停止していましたが、6月に入って活動村6村の村長と話し合いを持ち、マスク着用、ソーシャルディスタンスを保つ、定員を設けるなどの新しいルールを設けて、一部の研修を再開しました

まずは定員5名からスタート。害虫対策研修の様子まずは定員5名からスタート。害虫対策研修の様子

ANAプノンペン・成田便の早期再開を嘆願する署名

最後に、カンボジアの新型コロナ関連の動きとして、カンボジア日本人会の主導で、ANAプノンペン・成田便の早期再開を嘆願する署名が始まっています。JVCもスタディーツアーや支援者の方がよく利用されていた、カンボジアと日本を繋ぐ唯一の直行便の再開のための署名です。6/25の正午〆切とのことなので、お時間のある方、ぜひサイトをのぞいてみてください。