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パレスチナでの活動

パレスチナでの活動

2021年11月30日 更新

1948年のイスラエル建国以降、土地を奪われ、様々な権利を抑制されて暮らすパレスチナの人々。1993年のオスロ合意以降も和平は進まず、彼らの暮らしは苦しいままです。

中でも、イスラエルに実効支配されている東エルサレムでは、公共サービスや労働の機会が限られており、人々は差別や暴力と隣り合わせの環境にあります。 ガザ地区の封鎖は2007年から陸・海・空を封鎖され、年々経済状態が悪化、失業率や貧困率も増加し、子どもたちの成長にも悪影響が及んでいます。

このような状況のなか、JVCは1992年から人々の暮らしを守るための活動を続けています。

※パレスチナの概要について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


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活動地

JVCは東エルサレムに現地事務所を置き、パレスチナ自治区の東エルサレムと、ガザ地区で活動しています。

現在の活動一覧

女性の生計向上とエンパワメント事業

女性が技術を身に付けて自分で何かを達成すると共に、女性の社会参画への理解を広めていくための活動を行っています。

子どもの栄養改善支援

ガザ地区の子どもたちの栄養失調を予防するための地域活動を支えています。

アドボカシー・政策提言

現地の声を政策に反映させるため、情報収集・政策提言を行っています。

JVCがパレスチナで目指すこと

イスラエルによる占領と封鎖が終わらないパレスチナで、地域の人たちのためにと奮闘する現地NGOの活動を支えることを通して、パレスチナの人々を支えたいです。 また、現地の状況や声を日本の人々に伝え、一緒に考える機会を持ち、パレスチナに対する関心を高めることで、地球市民として誰もがこの問題に取り組むための橋渡し役も担っていきたいと考えています。

活動地のストーリー

以前から、小さな子どもを持つお母さんたちの相談先としては、AEI 保健師、ボランティア、そしてお母さんたちが入っているSNSグループがあり、普段から使用されていましたが、今回、新型コロナウイルスの感染予防や移動・集会の制限により、そのSNSグループが大いに活用されました。

例えば、子どもが離乳食を食べないという悩みがあれば、別のお母さんが、「ジャガイモやバナナなどの果物をつぶしてあげてみて。最初は大変だけど、食べ物の形を変えることで子どもは好きになるし、食欲も改善されるわよ」と答え、お母さん同士で問題は解決しました。

保健師やボランティアがアドバイスするだけではなく、お母さん同士で経験共有を行い、皆で新型コロナウイルス下の困難を乗りきりました。

パレスチナ事業スタッフ紹介

10180529-tokyostaff-17.jpg 小林 麗子
東京事務所 パレスチナ事業担当

【プロフィール】埼玉県出身。大学卒業後、一般企業に就職。人種・民族問題への関心から、退職し社会学修士課程へ進学する。 2005年に緊急人道支援を行うNGOで財務会計担当の職に就き、念願の国際協力に携わるようになる。2015年7月にJVCに入職。 紛争などによって難民・避難民となった方々に、外部者として、どのように関わり寄り添うことができるのか、学び考えながら支援活動に関わっていきたい。

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木村 万里子
現地代表

【プロフィール】群馬県出身。民間企業で働きながら国際協力NGOでボランティアを続けるうちにNGOの世界へ。 イギリス大学院への留学後、複数のNGOに勤務。13年間で国内外あわせて16の緊急救援および教育支援、開発教育に携わる。 支援活動で滞在した国は、中国雲南省、フィリピン、ラオス、カンボジア、バングラデ シュ、ミャンマー、ネパール。2020年5月まではロヒンギャ難民支援に従事。 これらの支援活動を通じ、より良い支援を行うためには自身も含め、支援する側の能力が重要であることを実感する。2021年4月より現職。支援のかたわら、事業と質のアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)認定トレーナー、緊急時の教育支援の最低基準(INEE MS)トレーナー、上智大学「緊急人道支援講座」アドバイザーとしても活動。 緊急人道支援に関わる人材育成に力を入れている。 2018年度版スフィアハンドブック翻訳プロジェクト監修委員。 国家資格キャリアコンサルタント、ワークショップデザイナー。

20180529-tokyostaff-18.jpg 大澤 みずほ
現地駐在員

【プロフィール】 北海道出身。 子どもの頃にテレビで貧困や紛争などに苦しむ同じ年頃の子どもたちを見て、人々の役に立つ仕事をしたいと思うようになる。 看護師となって緊急医療支援に参加すべく、国内で救急医療に従事する。 その中で命の尊厳や個々人の人生の選択を考えるようになり、青年海外協力隊に参加、南米パラグアイの地域病院や学校で健康啓発活動などを行う。 人々が抱える問題には様々な社会的要因が複雑に関係していることを痛感し、より包括的な支援に関わりたいと考えるようになり、2018年7月、JVCへの入職に至る。

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アヤット・ヤグムール
現地スタッフ

(2022年6月現在)

パレスチナ事業とSDGs

「SDGs」と呼ばれる「持続可能な開発目標」(Social Development Goals、以下SDGs)は、2015年に国連が定めた目標です。 「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」を合言葉に、2016年から2030年までの間に世界が達成すべき17つの項目を挙げています。

パレスチナ事業に関連深いゴールは下記になります。

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標16:平和と公正をすべての人に

パートーナー団体紹介

「アットゥーリ・シルワン 女性センター(AWC: Al-Thouri Silwan Women's Center)」(東エルサレム)

2007年にパレスチナ女性たちによって設立され、女性と子どもを主な対象として、アットゥーリ地区(別名:アブ=トゥール)とシルワン地区を中心とした地域に根付いた団体です。 女性に対する一切の差別がない社会を実現するため、女性の権利と安全性の改善、女性の決定権とリーダーシップ、経済力の向上、女性の社会参画の推進などに取り組んでいます。

「アルデルインサーン(AEI: Ard El Insan 日本語訳:人間の大地)」(ガザ)

1997年にスイスの団体から独立。ガザ地区初の母子保健を専門に支援するNGOとなりました。 診療所を持ち、健康サービスの提供、健康教育と精神支援を通じ、子どもに共通の病気の減少を目指して活動しています。

これまでの活動

JVCのこれまでのパレスチナにおける活動は過去の活動ページにまとめてあります。

パレスチナについて知る

ブログやSNS、書籍などでぜひ現地について、活動についてご覧ください。

JVCブックレット002 : ガザの八百屋は今日もからっぽ

タイトルガザの八百屋は今日もからっぽ
封鎖と戦火の日々
著者小林 和香子
(元JVCエルサレム事務所代表)
出版めこん
発行年月2009年6月
ページ数125ページ
価格840円(税抜)
内容 「昨日も夜中に突然子どもの名前を叫んで起きたの――」昨年末からイスラエルによる激しい軍事攻撃を受けたパレスチナ・ガザ地区。 母親、子ども、現地NGOスタッフ等の肉声を、支援の最前線から伝える。60年にわたって追い詰められてきた人々の嘆きと願いを通して、パレスチナ問題の根源に迫る。
ISBN978-4-8396-0225-3

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パレスチナの人々を応援する

約6,000円で・・

子どもを栄養失調から守る調理実習に6人のお母さんが参加することができます。

皆様のお力が集まることで、多くの人たちに支援を届けることができます。

この活動への寄付を受け付けています!

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今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

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口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

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