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コロナ収束傾向!待ちに待った振替正月休暇

カンボジア現地代表 大村 真理子
2020年9月 9日 更新

新型コロナウィルス情報

駐在員の大村です。カンボジアは7月以降、新型コロナウィルスの市中感染が確認されておらず、少しずつ元の暮らしを取り戻しつつあります。先日、茂木外務大臣がカンボジアを訪問した際には、両国の入国制限措置を緩和する方向で一致したようです(参考リンク)。私は引き続き、一時帰国中の日本に滞在しておりますが、9月中にカンボジアに戻れるよう、各種調整をおこなっているところです。

チクングニア熱

ところで最近、カンボジアでコロナより警戒されているのは、「チクングニア熱」です。チクングニア熱はデング熱同様に、ウイルスを保有する蚊に噛まれることで感染・発症するもので、7月以降、原因不明の高熱・発疹・関節痛を訴える患者が相次いだため保健省が調査をおこなったところ、チクングニア熱の集団感染であることが確認されたそうです。特に事業地のあるシェムリアップ州での感染が多くなっています。(参考リンク

実はスタッフも先日、高熱、発疹、関節痛が発生し休みをとっていました。当時はまだチクングニア熱が流行っているという情報がどこにもなかったのですが、今思えばあれはチクングニア熱だったのだろう、という感じです。このチクングニア熱、カンボジアでは1961年 / 2011年 / 2012年に発生確認がなされて以降の発症のため、今年は全国的に流行する可能性があるそうです。特効薬がなく、とにかく蚊に刺されるのを防ぐしかありません。村の皆さんも蚊帳、長袖長ズボンでできる限りの対策をおこなっています。

140万人が国内移動した振替正月休暇

さて、そんな中、コロナの影響で4月から無期限延期となっていたクメール正月休暇が、8/17-21に振り替えられました。当時、期間中に帰省や国内旅行など国民の大規模な移動によるウイルス感染拡大の恐れがあるということでの延期発表でしたが、今回無事に振り替えられたということで、この後市中感染が確認されなければ、カンボジアはコロナがほぼ収束した、と言っていいのかもしれません。ちなみにこの振替休暇期間、国内で約140万人の移動があったそうです。カンボジアの人口は約1,600万人ですので、結構な数です。

今日はJVCスタッフの休暇の様子をお届けできたらと思います!

右からチャトラ、ソマッチ、ポク、ソチア、リツ右からチャトラ、ソマッチ、ポク、ソチア、リツ

チャトラの休暇

マネージャーのチャトラは、奥さんがホテルで働いているため、この連休は国内旅行特需で忙しい奥さんに代わって、子どもたちのお世話がメインだったそうです。とはいえ1日だけ奥さんもお休みがとれたため、人ごみを避けられる場所ということで、近くの川と山に遊びに行ったとのこと。良いリフレッシュになったそうです。

チャトラ夫妻。景色もペアルックもまぶしい・・・!チャトラ夫妻。景色もペアルックもまぶしい・・・!
本当に気持ちよさそう~!本当に気持ちよさそう~!

ソマッチの休暇

事業地が地元のソマッチ。スタッフいち、流行に敏感でパーティが大好きな彼女は、車で1時間程の距離にあるシェムリアップの街に繰り出したそう。ここ数ヶ月、外国人観光客が消えたことで閑散としていたシェムリアップの街ですが、この正月休暇はとても賑わっていたそうです。

ライトアップとともに自撮りライトアップとともに自撮り
こんな水上市場も出ていたそうこんな水上市場も出ていたそう

街で過ごす以外は、地元のお寺の式典に参加したりしたそう。ソマッチはお父さんが村の役人なので、色々なお付き合いもあるようです。

お寺での式典は白いトップスと決まっていますお寺での式典は白いトップスと決まっています
お寺はカラフルで、いつも見惚れてしまいますお寺はカラフルで、いつも見惚れてしまいます
こちらはお正月に食べたもの。チキンにチリとタマリンドのソース。ハスの葉のお皿がかわいいです。カンボジアには御節のように決まった正月料理はないそうですこちらはお正月に食べたもの。チキンにチリとタマリンドのソース。ハスの葉のお皿がかわいいです。カンボジアには御節のように決まった正月料理はないそうです

ポクの休暇

ソマッチ同様、事業地が地元のポク。節約とコロナ対策のため、今年はどこにも行かずに地元でのんびり過ごしたとのこと。地元でのびのび過ごすお子さんの姿が素敵でした。

娘さん。捕った魚を持ってなんだか誇らしそう!もう焼いたのかな?娘さん。捕った魚を持ってなんだか誇らしそう!もう焼いたのかな?
近所の子も一緒に、魚とりを楽しんだそうです近所の子も一緒に、魚とりを楽しんだそうです
こちらは天然のブランコこちらは天然のブランコ

ソチアの休暇

昨年新卒で入ったソチアは、親類たちとアンコールワットに行ったそう。カンボジア人は無料+最近は外国人観光客がいないということで、ゆっくり回れるからと大人気だそうです。

送ってきてくれた写真にはどれも、ソチアが写っていませんでした笑。何でも、ずーっとカメラ係をやっていたから、自分の写真がなかったそう。優しい彼らしい話です送ってきてくれた写真にはどれも、ソチアが写っていませんでした笑。何でも、ずーっとカメラ係をやっていたから、自分の写真がなかったそう。優しい彼らしい話です

リツの休暇

事業地から車で4時間の首都プノンペンに家があり家族がいるドライバーのリツ。今年は家の補修に踏み切ったそうで、お寺での行事以外はずっとstay homeしていたそうです。

送ってくれた写真。タイルを新しくしたのかな・・・?送ってくれた写真。タイルを新しくしたのかな・・・?

というわけで、スタッフそれぞれ、待ちに待った休暇を過ごし、リフレッシュして業務に戻っています!次回は最近の研修やため池事業の進捗を更新します。