新型コロナウィルス情報
駐在員の大村です。カンボジアは7月以降、新型コロナウィルスの市中感染が確認されておらず、少しずつ元の暮らしを取り戻しつつあります。先日、茂木外務大臣がカンボジアを訪問した際には、両国の入国制限措置を緩和する方向で一致したようです(参考リンク)。私は引き続き、一時帰国中の日本に滞在しておりますが、9月中にカンボジアに戻れるよう、各種調整をおこなっているところです。
チクングニア熱
ところで最近、カンボジアでコロナより警戒されているのは、「チクングニア熱」です。チクングニア熱はデング熱同様に、ウイルスを保有する蚊に噛まれることで感染・発症するもので、7月以降、原因不明の高熱・発疹・関節痛を訴える患者が相次いだため保健省が調査をおこなったところ、チクングニア熱の集団感染であることが確認されたそうです。特に事業地のあるシェムリアップ州での感染が多くなっています。(参考リンク)
実はスタッフも先日、高熱、発疹、関節痛が発生し休みをとっていました。当時はまだチクングニア熱が流行っているという情報がどこにもなかったのですが、今思えばあれはチクングニア熱だったのだろう、という感じです。このチクングニア熱、カンボジアでは1961年 / 2011年 / 2012年に発生確認がなされて以降の発症のため、今年は全国的に流行する可能性があるそうです。特効薬がなく、とにかく蚊に刺されるのを防ぐしかありません。村の皆さんも蚊帳、長袖長ズボンでできる限りの対策をおこなっています。
140万人が国内移動した振替正月休暇
さて、そんな中、コロナの影響で4月から無期限延期となっていたクメール正月休暇が、8/17-21に振り替えられました。当時、期間中に帰省や国内旅行など国民の大規模な移動によるウイルス感染拡大の恐れがあるということでの延期発表でしたが、今回無事に振り替えられたということで、この後市中感染が確認されなければ、カンボジアはコロナがほぼ収束した、と言っていいのかもしれません。ちなみにこの振替休暇期間、国内で約140万人の移動があったそうです。カンボジアの人口は約1,600万人ですので、結構な数です。
今日はJVCスタッフの休暇の様子をお届けできたらと思います!
チャトラの休暇
マネージャーのチャトラは、奥さんがホテルで働いているため、この連休は国内旅行特需で忙しい奥さんに代わって、子どもたちのお世話がメインだったそうです。とはいえ1日だけ奥さんもお休みがとれたため、人ごみを避けられる場所ということで、近くの川と山に遊びに行ったとのこと。良いリフレッシュになったそうです。
ソマッチの休暇
事業地が地元のソマッチ。スタッフいち、流行に敏感でパーティが大好きな彼女は、車で1時間程の距離にあるシェムリアップの街に繰り出したそう。ここ数ヶ月、外国人観光客が消えたことで閑散としていたシェムリアップの街ですが、この正月休暇はとても賑わっていたそうです。
街で過ごす以外は、地元のお寺の式典に参加したりしたそう。ソマッチはお父さんが村の役人なので、色々なお付き合いもあるようです。
ポクの休暇
ソマッチ同様、事業地が地元のポク。節約とコロナ対策のため、今年はどこにも行かずに地元でのんびり過ごしたとのこと。地元でのびのび過ごすお子さんの姿が素敵でした。
ソチアの休暇
昨年新卒で入ったソチアは、親類たちとアンコールワットに行ったそう。カンボジア人は無料+最近は外国人観光客がいないということで、ゆっくり回れるからと大人気だそうです。
リツの休暇
事業地から車で4時間の首都プノンペンに家があり家族がいるドライバーのリツ。今年は家の補修に踏み切ったそうで、お寺での行事以外はずっとstay homeしていたそうです。
というわけで、スタッフそれぞれ、待ちに待った休暇を過ごし、リフレッシュして業務に戻っています!次回は最近の研修やため池事業の進捗を更新します。