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パレスチナ人の移動の自由をアピール 
2003年10月3日 更新
 

パレスチナ事業担当: 田村祐子

パレスチナ、イスラエル間の紛争が再燃してから、2003年9月28日で3年目を迎えました。状況のますますの悪化を危惧し、パレスチナ支援を行う国際NGOで声明を発表しました。これには日本国際ボランティアセンター(JVC)をはじめ、パレスチナで活動するNGOの協議体(AIDA)に加盟する25団体が署名しました。声明文は、イスラエル政府に対し、移動の制限など国際法の違反行為をやめ、国際法を遵守するよう訴えたもので、国連機関などに発表されました。
以下に声明文の和訳を掲載します。

AIDA calls for free and unrestricted movement for all
 (AIDA声明)  2003/9/28

Association of International Development Agencies-AIDA
 (国際開発機関協会)

−国際援助機関は全ての人の自由かつ制限されない移動を求めます−

2003年9月28日は、アルアクサ・インティファーダの3周年となります。この期間、暴力と破壊のサイクルを停止するためのいくつかの政治的イニシアティブは、失敗に終わりました。今日でも、数百万人のパレスチナの人々の西岸地域及びガザ地区における移動の自由は、封鎖政策および外出禁止令により妨げられています。

最新の政治的イニシアティブ「平和へのロードマップ」では、イスラエルに対して「パレスチナの人々の生活の正常化を促進するためのあらゆるステップを実施する」ことを求めているものの、パレスチナの状況は改善されていません。西岸地域だけでも450以上 の「バリヤー(障害)」が存在し、パレスチナの人々の保健、教育などの基本的サービスへのアクセスを厳しく制限しています。救急車は依然としてこれらバリヤーにより許容範囲を超える遅延を余儀なくされています。教育システムも破壊され、教師や生徒はチェックポイントを超えるために何時間もの時間を無駄にしています。

120万人のガザの住民の状況も絶望的です。外的封鎖によりガザは完全に孤立しています。一般的なガザの住民にとって、ガザを出られる希望は極めて小さいものです。内的封鎖によっても住民の生活が影響を受けています。特にマワシのように5000人の住民が囲い込まれた地域では、移動の制限が薬品の不足を引き起こし、チェックポイントでは病人のアクセスが拒否されています。教師や生徒も学校にたどり着くことが出来ていません。

武装されたチェックポイント、ゲート、盛り土、溝、コンクリートの道路ブロックなどにより、西岸地域のパレスチナの人々の正常な生活は日々妨害され、屈辱にさらされています。このような状態は平和への基盤を構築するのではなく、パレスチナの人々のフラストレーションを蓄積させています。さらには、「分離壁」として知られる「壁」の建築は、パレスチナの土地を奪い、パレスチナの人々を基本的サービスから切り離しています。この壁の建築が完了すると、西岸の人口の約12万人はイスラエル側に取り残され、エルサレムのアラブ住民の20万人も西岸の他の地区から切り離されることになります 。

西岸地域及びガザ地区で行われている移動とアクセスの制限は、主要な国際法の違反です。特にジュネーブ条約の第4条約(文民保護の条約)の第53条、第55条、第147条、第59条、及び国際人権規約(B規約)の第11条に違反しています。

以下に署名した団体は、このような状況を受け入れられないものとして、イスラエル政府に対して国際法の遵守を求めます。さらに、私達は国際社会に対しても、合意された国際法が尊重され、署名国が法の遵守を徹底するよう、さらに努力することを求めます。

署名団体:
Academy for Educational Development (AED)
American Near East Refugee Aid (ANERA)
CARE International
Comitato Internazionale per lo Sviluppo dei Popoli (CISP)
Cooperation for Development
Near East Foundation
DIAKONIA
Japan International Volunteer Center (JVC)
Lutheran World Federation
Medical Aid for Palestine - UK
Medcins Du Monde - France
Medcins Du Monde - Greece
Medcins Sans Frontiers - Greece
Mennonite Central Committee
Movimiento Por La Paz, El Desarme Y La Livertad (MPDL)
Norwegian People's Aid
Paz Y Tercer Mundo (PTM)
Premier Urgence (PU)
Save the Children - Sweden
Solidaridad Internacional
Solidarite Socialiste (FCD)
Swedish Organization for Individual Relief (SOIR)
Terres Des Hommes
UNA International Services
World Vision Jerusalem - West Bank-Gaza

 
 


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