東エルサレム・保健指導の記事一覧
今日は、現地でJVCが一緒に活動しているNGO「医療救援協会(MRS)」の医師と保健指導員とともに、エルサレムにある唯一の難民キャンプ、シュアファット難民キャンプに、健康教育のために出かけました。(シュアファット難民キャンプの状況については過去の記事をご参照ください)
前にもお伝えした、MRS(医療救援協会)が東エルサレムで行っているトレーナーのためのトレーニング。今日は生徒ではなく先生たちが対象のトレーニングを視察に行きました。
9月からパレスチナでも学校の新年度が始まり、JVCが東エルサレムで協力するNGO、医療救援協会(MRS)の活動も活発になってきました。今年度もMRSは東エルサレムにある50以上の学校や幼稚園で健康診断や健康教育を行います。
今日は朝早くエルサレムを出発し、ヨルダン川西岸地区にあるPMRS(パレスチナ医療救援協会)の診療所を視察に行ってきました。PMRSはパレスチナの各地に診療所を持っていて、一次医療(応急処置など)と予防医療(健康教育など)その他のサービスを提供しています。西岸地区の診療所はラマッラーにある本部が統括していて、今日はラマッラーから薬剤師のイマンさんが北部の村にある診療所へ医薬品の在庫チェックや医師・保健師との情報共有のために出かけると聞き、ついていくことにしました。
今日はJVCが東エルサレムで一緒に活動している医療救援協会(MRS)のスタッフとともにシュアファット難民キャンプを訪れました。ここはエルサレムの中でも特に貧困が多いと言われ、また薬物や軽犯罪などの社会問題が深刻と言われている地域です。7月中はパレスチナ各地で子どもたちのためのサマーキャンプが開かれており、今日はそのうちのひとつでMRSスタッフが健康教育を行う日です。
今日は、現地でJVCが一緒に活動しているNGO「医療救援協会(MRS)」の医師と保健指導員とともに、エルサレム旧市街の中にある学校へ、健康診断に出かけました。保健指導員が早速、身長体重、そして視力の測定を始めます。

春満開の3月初旬、ヨルダン側西岸地区北部のサルフィートに行ってきました。この日は、サルフィートにあるファルハ村でパレスチナ医療救援協会(Palestinian Medical Relief Society=PMRS)の巡回診療が行われます。サルフィートはオリーブの産地として有名です。傾斜のきつい丘陵地いっぱい、見渡す限りオリーブの畑が広がります。斜面に段々に作られた石垣の合間を、先週まで降り続いた雨が小川となって流れていて、太陽の光にキラキラと反射しています。このような光景が見られるのは、短い春の間だけです。
イスラエルによって国際法上違法に併合された東エルサレムは、現在もユダヤ人がパレスチナの土地に住みこむという「入植」が進んでいます。前にお伝えしたシェイク・ジャラの他にも、強制退去・家屋破壊を伴う入植が進んでいる地区はいくつも存在します。今日はそのひとつであるシルワンという場所で、現地パートナーNGOの医師が救急法講習に出かけました。対象はここに住む女性たちです。数回に分けて行う講習の初回である今日は、けが人・病人が出た場合に、どのように症状を見て、どのように対処すべきか、ということに重点が置かれました。
パレスチナで、解決が特に難しいとされてきた問題としてこの3つが挙げられます。国際法上のパレスチナの土地を事実上大きく奪う形で建設されている「分離壁」の問題。そして1948年以降大量に発生したパレスチナ難民の帰還権の問題。そして国際的な取り決めで東西に分裂されるも、イスラエルによって勝手に併合されたエルサレムの問題。その3つの問題全てが集中している場所があります。ここはシュアファット難民キャンプ、エルサレム市内にありながら分離壁でヨルダン川西岸側に隔離されてしまった、エルサレム唯一の難民キャンプ。