
前ベトナム事業担当: 越智美奈
・
| 期間 |
1994年〜随時 |
活動分野 |
農業、農村開発、 地域環境問題 |
| 地域・対象 |
ベトナム各地(ハイフォン市、バッカン省、ソンラ省等) |
| 関連団体 |
VACVINA(ベトナム複合農業者同盟)、ベトナム森林科学院北西林業科学生産センター |
|
 |
| ■水田に放たれたアヒル。 |
アヒル水稲同時作は、水稲栽培中に一定期間アヒルのヒナを水田に放す農法です。アヒルが雑草や害虫を食べるので、農薬や除草剤を使う必要もなく、農民の労働も軽減されます。また、アヒルの糞は肥料になり、アヒルが田んぼを泳ぐことで土壌が攪拌され、丈夫な稲が育ちます。多くの場合、米も増収します。
1986年に採択されたドイモイ政策の下、ベトナムでは「工業化・近代化」をスローガンに、農村部ではそれまでの伝統的な農業から、農薬や化学肥料などを大量に投入する近代農業への転換が急激に進められています。その一方で、自然流水が生活に用いられることが多い農村部では、農業用水が生活用水と混ざる場合があり、農薬や除草剤の健康面への影響が強く懸念されています。しかし、では農民の負担を軽減し、増収も可能になるような代替農法は示されていませんでした。
そこで、JVCは一つの代替案として、全国合鴨水稲会の協力を得て、アヒル水稲同時作の紹介を始めました。アヒルがベトナムの農民にとって馴染み深い家畜であったことが大きな理由です。1994年にハイフォン市に試験田を設置したことを皮切りに、フエ省、ドンタップ省、バッカン省などベトナム各地でアヒル水稲同時作(ベトナムでは合鴨の代わりにアヒルを用います)の普及活動や農民交流(国際的に、またベトナム国内でも)を行っています。
|