「ただ植えているんじゃない。僕はいま地球にマンゴーを植えているんだな、と作業をしながら思いました」
マンゴーの植樹をしているとき、参加者の方から発せられた言葉です。なんだかとても印象的で是非紹介したいと思いました。
午後は少しだけ昼寝をして、その後にマンゴーの植樹を始めました。
鍬をふるって土を掘っていきました。掘り進める目標は、50センチ四方で深さも同じく50センチの穴。意外と楽にできるかなと鍬を振るうものの、鍬はなかなか地面に入り込んでいきません。地面はカチカチに固かったからです。
少し掘り進めてはホースで水を流して土をやわらかくしながら根気づよく掘り進めて行きました。泥の水溜りに鍬をふるって飛んでくる泥の水しぶきを浴びてみんな農民らしくなってきました。(と、言いながら私はみんなの写真撮りに夢中。皆さん、本当にお疲れ様でした)なんとかデーンさんからOKをもらって、堆肥をバケツに2杯分入れて土と混ぜ込んで、苗木をポットから出して植えていきます。大事に大事に根っこの周りを固めて、周りにワラを敷いて、最後にたっぷりと水をあげました。

「マンゴー一本植えるのにこんなに時間をかけて、最後にポットから出したマンゴーが地面に植わったの見てなんだか愛しくなりました。感動しました」

さてマンゴーを植えた後はラクタソイ(パックの甘〜〜〜い豆乳飲料)の時間です。甘すぎて普通だったら300mlも飲めたもんじゃないラクタソイも、この仕事の後だったらゴクゴク飲めてしまう! う〜〜ん、至福の一時。
マンゴー植樹の後は、豚を一匹絞めてバーベキューを楽しみました。スーパーでパック詰にされている豚は、どのように「肉」になっていくのか。私たちは意外とこのことを知りません。豚を捕らえて絞めて、部位ごとに切り分けていただく。一部始終を目の当たりにして「命をいただく」ことを考える体験でした。