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豊かな食をつくりだすカオデーン農園へ!

タイ事業担当 下田 寛典
2008年3月27日 更新

朝にコンケン県を出発しムクダハン県にあるカオデーン農園に向かいました。車で約4時間の道のりです。

まずはカオデーン農園をご紹介します。JVCは2003年までバンコク市郊外で自然農業を実践するモデル農園を運営し、自然農業や有機農業についてNGOスタッフや農民を対象に研修機会を提供してきました。当時の研修生のひとりデーンさんが、2004年12月にここムクダハン県で農園を開きました。はじめはサトウキビ畑が一面に広がる土地で、土はどこも硬かったと言います。自然に近い状態に戻していく過程で現在は有機農業を実践しています。

お昼過ぎに到着して、農園をぐるりと一回りしました。オクラやササゲ、トマトにトウモロコシ。パパイヤ、バナナなど本当に様々な野菜・果樹が植わっていて、つい2年前にここが一面のサトウキビ畑とは思えないほどでした。

野菜の水やりを体験しました野菜の水やりを体験しました

隣のおじさんの畑も覗いて水やりのお手伝いをしました。池の水を汲んでそれを畑に運び野菜に水をやる。文字に起こすと簡単に見えるこの作業も実際に水を持って運んでみると大違い! これをおじさんは朝夕、それぞれ20往復するそうです。すごいね、おじさん。

ナマズを養殖池から捕っているところナマズを養殖池から捕っているところ

夕方になって夜ご飯の準備にかかりました。メインディッシュはナマズの塩焼きです。池に養殖をしているナマズを網ですくって捕らえ、すぐさま台所へ。内臓を落としてから網焼きにします。炭火の遠赤外線でじっくり焼くのがコツです。これとカオニャオ(もち米)さえあればもう何もいらない! それくらい美味い!

晩御飯はこのナマズにもち米、豚のラープ(豚ミンチの炒めもの)、生野菜、池の魚のスープです。晩御飯に並んだもののほとんどがカオデーン農園産です。食のバラエティがあって本当に豊かですね。何しろ2年前にはサトウキビだけ。2年間でこれだけやってきたデーンさんの底力を感じました。

カオデーン農園産ばかりの晩御飯カオデーン農園産ばかりの晩御飯

さあ、明日は農業体験です。


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