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タイでの活動

日・タイ若手農民交流

2021年9月28日 更新

JVCは2021年3月をもって、タイでの活動を正式に終了しました。 長年にわたるご支援を、誠にありがとうございました。

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農村に残って農業に従事しながら、地域の持つ豊かさを発信し、「農」を基盤とした持続的な生活を営もうとする若手農民・活動家がタイの中で生まれてきています。このような人々が孤立せずに、農民としての自信と誇りを持って実践を積み重ねるには経験を分かち合う交流の場が必要です。タイの若手農民を中心に進められているこの連携に、JVCは日本の若手農民を繋ぐことの協力と活動の情報発信によって新たな仲間を増やしていこうと考えてきました。

活動紹介

農村において持続的で豊かな社会をつくっていこうとする若手農民・活動家を発掘・育成することとこうした若い世代同士の関係の発展を目的として、JVCはタイと日本の若手農民が出会い、農業だけでなく、それぞれの国の社会問題を学ぶ機会を提供してきました。

これまでに、日本の農家がタイの若手農家の農園を訪問し、タイにおける農業の問題や社会問題に関して学びました。また、タイの若手農家が日本の社会問題を学び、新規就農者と出会うツアーを開催するなど、国を越えた仲間作りを行ないました。

  1. 日本、タイ、それぞれの地域での若手農民ネットワーク作り
  2. 国を越えた若手農民の関係作りのための研修ツアーやイベントの実施

こんな人が活動に参加していました

タイ側

コムサン・チャイタウィープ氏

名前:コムサン・チャイタウィープ氏
年齢:30歳
所属:農家、日・タイ若手農民交流プロジェクトマネージャー

「日本の農家との交流を通して、経済発展は必ずしも幸せな生活を導くための答えではないことが分りました。経済発展は良い結果をもたらしますが、その後に問題を引き起こすことがあるということです。
日本の農家と話をする中で、「豊さ」を家族と一緒に過ごす時間や田畑にいる時間を選んだ人たちがいることを知り、とても嬉しく思っています。それは、私が持続的農業によって目指していることと同じことだからです。この交流で学んだことを生き方や生活の中で実践していきたいと思います。そして、この若手農民交流がこれからも続いていくように祈っています」

日本側

室住圭一

名前:室住圭一
年齢:40歳
所属:千葉県東金市 農家

「私は生きていく糧として有機農業を選びましたが、新規参入ということで困難な状況も多々あります。それでもこうやって農業を続けてこれたのは、多くの人の笑顔に出会えるからです。タイの若手農民との交流も、私の人生にとって大きな糧となりました。
タイと日本の有機農業では状況が異なることがあります。それでもこの交流を通して、お互いに理解し合い、技を磨き、助け合いながら次の世代へと繋がるメッセージを皆で残せるように日々精進しようと思っています」

活動の一部

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タイの若手農民が来日し、都市の貧困問題に取り組むNPOや新規就農者と交流するツアーに協力しました。また、日本の若手農民の東北タイ訪問を実施し、国を越えた農民同士の関係を構築してきました。

活動概要

目的タイと日本における若手農民・活動家の発掘・育成を通じての参加者同士の関係性の発展
期間2009年11月~
活動分野経験交流
活動地域タイ側:タイ東北部(ムクダハーン県、ヤソトーン県、カラシン県、コンケーン県)
日本側:千葉県、島根県浜田市弥栄町の新規就農者グループ
関連団体カオデーン農園、アースネット財団、SAF Thailand(タイ持続可能財団)、NGO-COD 東北支部