東京事務所の日々の記事一覧
新年はいかが迎えられましたか?
今年一番のニュースは新聞から。
元日の朝日新聞1面トップに、アフガニスタンで活動するJVCスタッフの写真が掲載されました。多くの方から「見たよ!」との声をいただいています。
記事で紹介されているレシャードさんは、静岡で開業医として活躍されている医師です。この度レシャード医師の故郷のアフガニスタンで、JVCの現地スタッフに医療面でのアドバイスをいただきました。
厳しい状況が続くアフガニスタンですが、JVCが運営する診療所の医師やそこに通うお母さんたちは、子どもたちが元気に育つように一生懸命です。彼ら自身の力が発揮されて暮らしが改善されるよう、今年もJVCはそこに生きる人たちの目線で活動を進めていきます。
今年2月27日、いよいよJVCは30歳に!三十路の展開をお楽しみに。
今年ももう少しで終わりです。
あわただしく過ぎた年末、JVCの動きは・・・
今年の忘年会は12月24日。
「えっ!クリスマスイブに?!」と最初は驚かれたものの、ボランティアさんやスタッフで例年以上のにぎわいに。
今年もスタッフ手作りの料理が並びました。代表の谷山も自らタイのサラダを作っています。
そして忘れてはいけません、12月28日はガザ地区が大規模な軍事攻撃を受けてから1年になります。この日に先立って、ガザ地区の現状とこれからを考えるイベントが開催されました。JVCのほか、約10団体での共催です。年末なので人が集まりづらいかも・・・という心配をよそに、会場は約200名の席がほぼ満席に。ジャーナリストの古居みずえさんから、封鎖の中を生きる家族の映像が上映されました。
その後外に出て、キャンドルをともしてメッセージを。
「FREE GAZA(ガザに自由を)」。
いまだ復興資材も入らない中暮らしているガザの人々。2010年、少しでも状況が改善しますように。
そして年末最後のイベントは、毎年恒例、歌手の加藤登紀子さんの「ほろよいコンサート」。お客さんに樽から日本酒がふるまわれ、まさに「ほろよい」で楽しむコンサートなのです。この会場で、JVCは毎年募金と物販をさせていただいています。「毎年この会場でJVCのカレンダーを買って、登紀子さんにサインをしてもらってるの」という方もいらっしゃる嬉しいイベントです。
それではみなさま、よいお年を!
文化祭で集めていただいた寄付を受け取るため、東京都立杉並工業高等学校を訪問しました。
杉並工業高校の環境部・ISO委員会ではごみの分別や古紙の集団回収、マイバッグキャンペーンなどの活動などに日々取り組んでいるのだそうです。今回は文化祭で募金を集めてくださった上に、パレスチナ雑貨を販売してくださいました。
まずはみなさんの自己紹介。全学年の各クラス1~2名ずつが環境部として活動しているのだそうです。次にJVC広報担当の広瀬がパレスチナの現状やJVCの活動について説明します。パレスチナで実際に子供たちに配布しているビスケットの現物を手に取ってもらい、現在パレスチナがおかれた状況について考えてもらいました。
そしていよいよ贈呈式。今回集めていただいたお金は、栄養失調児の支援などパレスチナでの活動に役立てていきます。たくさんの寄付を集めてくださってどうもありがとうございました!
はじめまして!
2009年度アフガニスタン事業インターンの浅岡利咲です。
今日は、11月16日に行われたアフガニスタン・ボランティアチームについて書かせていただきます♪
今回の活動は「アフガンの料理を食べながらアフガンの話を聞こう!」ということで、初めていらした方を含め、10人強の方がご参加くださいました♪
作ったのは...
・コルマ(チキンとひよこ豆の煮物)→上品なお味で大人気!
・プラオ(レーズン入りご飯)→「バスマティ米」というパキスタンなどで食べられるお米を使い独特の風味がでました。(しかし茶色くなるはずが茶色にならず...)
・きゅうりとヨーグルトのサラダ→こちらも上品な味。イラン風だそうです。
・ナン→発酵させてあったものを丸めて形にしました。モチモチでみんな大満足!
・食後のチャイ&ピスタチオ
ちなみにコルマはお肉と豆の煮物で、ヒツジ、ヤギ、トリなど色々な種類があるそうですが、今回はチキンで作りました。
イードというイスラームのお祭りが11月にあり、その時に出される食べ物だそうです
(普段も食べるそうですが)。
そして料理完成後、食事をしながら現地で撮影されたビデオを見たり、スタッフの長谷部さんと由子さんの体験談などを聞きました。
「おばちゃんたちみたいにナンを上手に伸ばすコツは?」
「アフガンでも食べ物は右手で食べるの?」
など質問も飛び交い、アフガンの人々の生活についても少し知ることができました。
次回活動は1月18日(月)の予定です。現地に出張したスタッフから現地の話を聞く予定です。
ご興味をお持ちの方はぜひJVCまでご連絡ください!
では、読んでくださりありがとうございました♪
*おまけ*
なんとこの日、アフガニスタン事業インターンが三代勢ぞろいしました!
珍しい3ショットです。
左から07年度春日さん、08年度塩見さん、09年度浅岡です。
JVCには時計が二つあるのですが、最近そのうちの一つがこわれ
たいへん不便なことになりました。
そんなところに今日、ボランティアのSさんが新しい時計をくださいました。
普通の時計ではありません。なんと'電波時計'です。
「この時計は電波を拾って、正確な時間を示すんだ!」
「電池を入れるだけで、さわらなくていいらしい!」
ということで、今か今かと時計が電波を拾うのを見守りました。
「時計が動いた!」
その一声で時計の前に全員集合。
■スタッフに見守られる電波時計
時計の針がぐるぐる回るのはなんとも不思議な光景でした。
今日インターンに来て良かった!!と心から思った瞬間でした。
しかしこの時計、間違った時間を指したまま動きだしました。
これにはみんながっかり、、
結局最後は手動で直すことに。
JVCは電波もこないようです...。
JVCで販売中のカレンダーも、今月が出荷の最盛期。
注文の入力、伝票づくり、確認、梱包、発送・・・ご注文いただいたみなさんにきちんとお届けすべく、奮闘している担当のまわりを、老若男女強力なメンバーが固めてくれています。
今朝は、なぜかベテラン男性陣が勢揃い。
カレンダーに関する作業だけでなく、人生のベテランでもある皆さんが、このような狭苦しい作業場所で黙々と、いや、和気あいあいと作業中。壮観です。
こうして、息切れしそうな?担当のお尻を叩き、叱咤激励してくれているのです。
担当曰く「ベテランの皆さんの責任感には、心底助けられてます!」

今年もあと残すところ一ヶ月。
こんな事務所の片隅から、皆さんのお手元にカレンダーをひとつひとつお送りします。
ひきつづきのご注文、お待ちしています!
小雨の中を、栃木県から国際協力の学習をしている中学校の生徒さんたち8人が来てくださいました。1泊2日で国際協力にかかわるNGOや、大使館などを訪れ勉強するのだそうです。
今日はパレスチナの現状とJVCの様々な支援について紹介します。現地で使用している救急セットや、子どもたちのためのぬいぐるみやおもちゃを実際に手にとって見てもらいました。
次に、実際に自分たちができる支援を考えてもらうために、切手切りのボランティア体験です。1キロで約1300円に換金され、カンボジアの支援に役立てています。10分間でどのくらい切れるか、2チームに分かれて競争です。
最後にパレスチナの民族衣装を着て記念撮影。伝統的な刺繍が施されています。
真剣に話を聞いてくれてありがとうございました。今日の体験が、国際協力について考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。
●生徒さんが書いてくれたコメントをご紹介します●
☆今日ボランティアセンターに来て話を聞いて、パレスチナやカンボジアの人々の気持ちが少し分かるような,そんな気持ちになりました。これからは、「ボランティア」を少しでもやっていきたいと思えました。
☆NPOとNGOのちがいが分からなかったのでよく分かりました。セブンイレブンの3倍あるときいたのでびっくりしました。
☆カンボジアのことは、ニュースでも知っていたのでより印象的でした
☆今日はJVCに来て活動を体験させてもらったことが楽しかったです。外国の支援などをよく分かりました。機会があったら自分もそのような活動をしたいです。
「年賀状販売中」のポスターを町で見ることも多くなりましたね。
自分で作るのも面倒だし今年はどうしようかな~、と思っている方も多いのではないで
しょうか。
そんな方に朗報です!
なんと今年は、JVCでオリジナルの年賀状を販売します。
パレスチナの子どもたちが描いたかわいい絵をレイアウトした、
JVCでしか買えない年賀状です。
夢の中の風景のような、ふわふわ不思議な雰囲気が魅力的なイラストです。
ただ今制作中ですのでお楽しみに!
収益は各国での活動に役立てられます。
かわいい年賀状を送って、世界の役にも立つなんて、
素敵な1年のスタートにぴったりではないでしょうか?
チラシがまもなく完成します↓
パレスチナ・ガザ地区の現状を日本に伝えるため、現地から2人の仲間たちが到着しました。
医師のスカフィさんと、子どもの栄養改善支援に携わるモナさんです。到着翌日から早速報告会やメディアの取材に追われていました。
彼らのインタビューは昨日の朝6時ごろ、TBS「朝スバッ!」(みのもんたさんの番組)で放送されました。早起きの方はご覧になったかもしれませんね。
本当はもう一人の女性・イテダルさんも来るはずなのですが、まだ到着していません。ガザとエジプトの境の検問所が閉じられてしまい、まだガザから来られずにいるのです。彼女自身が封鎖の中を生きています。
ガザの封鎖について医師のスカフィさんは、「ガザを出る許可が下りなかったために、必要な治療を受けられずに亡くなった人がこの2年で300人以上いるんだよ」と報告していました。
これから東京大学と京都大学での講演、そして土曜には渡辺えりさんとのトークイベントを控えています。
しっかりお箸の使い方もマスターした彼ら。おでんにほっけに野菜の串揚げに天丼と、日本食も気に入っているようです。昨日の夜はスタッフ手作りのパレスチナ料理も食べて大満足の模様。充実した滞在になることでしょう!
来日中のイベント情報はこちらをご覧ください。
昨夜から未明にかけて関東に接近した大型台風の影響で、通勤時になっても風が強く、おまけに電車も止まっていると言う事で、午前中は自宅待機ということに。
その連絡を回した直後、ビルの管理会社から電話が。曰く「JVCさんの部屋に屋上からの水が流れ込んで水浸しになっている。直ぐ来て欲しい」。仕方なく強風の中、駅まで歩き、かろうじて動いていた電車とバスを使って事務所にたどり着く。
すると、なんと作業服を着た人々が5人くらいで一生懸命水を吸い取っている。床においてあった書類は水浸し、コンピューターや電話の配線にも問題が。とそこに追い討ちをかけるように「実は5階の倉庫も雨漏りが...。」と言われ行ってみると、大事なカレンダーが水をかぶってびしょぬれに。
びしょぬれになったカレンダー
まずい、すぐ場所を移して、濡れてない物を分けなきゃと、皆でリレーで運び出した。しかし、努力は空しく200部ほどが駄目になってしまった。トホホ。ビルの管理会社に弁償してもらわねば。
無事なカレンダーを必死に選別する荻野
ここ数年、JVCは内部統制、安全対策と足元の危機管理に力を入れてきた。
しかし、頭上の危機管理には甘かった...。