東京事務所の日々の記事一覧
6月19日、山梨は穴山の我が家に隣接するお店「おちゃのじかん」で毎年恒例のキャンドル & 蛍 ナイトを開催しました。
今年は、特別ゲストとしてパレスチナ事業担当の藤屋を招き、パレスチナ料理を食べながら、電気のない暮らしが日常化しているパレスチナのことを勉強するという企画にしました。
*写真:藤屋の話に熱心に耳を傾ける参加者。パレスチナの話を聞くのは初めてという人が多かったです。
*写真:話の後は、ロウソクの明かりでパレスチナ料理を楽しみました。もちろん今年も蛍がばっちり見れました。
翌日の20日は、穴山の公民館をお借りして、地元の皆さんと料理教室を開催。皆さん、パレスチナ料理に興味津々。普段は難しい紛争地としてのイメージが強い、この地域に暮らす人々の苦難や生活の工夫も学ぶ機会となりました。
この企画は地域の女性が担う食生活改善推進委員会のご協力をいただいて開催したのですが、パレスチナの女性がやっているグループ貯金による助け合いの話が出ると、山梨では今も行われている無尽というグループ貯金の話と重なり、互いの共通点で盛り上がる場面もありました。
*写真:今回のメニューは「マックルーべ」という鶏肉と野菜を鍋の底に敷き詰めて炊く、炊き込みご飯とおなじみのアラビックサラダ。おまけは、我が家の庭に実った木の実を使ったルッコラのサラダ。
*写真:完成した料理を皆で試食。これは簡単にできて美味しいと評判でした。
*写真:食べた後は、皆で勉強。初めて聞くパレスチナの話に驚きを交えて聞き入っていました。
様々なイベントが溢れている東京とは違い、普段このような話を聞く機会のない穴山なので、これからもこのような企画を考えていきたいと思います。
もし、会員の皆さんの地元でこんな感じのイベントをやりたいという希望がありましたら遠慮なくご提案ください。各国取り揃えてお待ちしています!
わたしたち日本国際ボランティアセンター(JVC)は、30年前、タイの難民キャンプでその一歩を踏み出しました。

カンボジア、ラオス、ベトナムからキャンプに身を寄せた人びとを支える活動は、それぞれの国に残った人々のくらしを建て直し、難民を出さない村づくりの活動へと広がってゆきました。インドシナでの支援活動を受けて、国内でも定住難民への生活を家庭訪問などで支えてきました。
現在、JVCは世界9ヶ国で、人道支援、開発支援のプロジェクトを展開していますが、ここには、萌芽期からJVCが重視していた「困難な状況にありながらも、自ら改善しようとする人々を支援する」という姿勢が貫かれています。
これまで、「世界難民の日」は難民への支援を続けよう、増やそう、という日としてのみ捉えられてきました。
しかし、今年は日本で第三国定住プログラムが本格始動する年でもあります。遠い地の人々を支えるだけではなく、私たちは、「難民」にならざるを得なかった人々と、生活の場で向き合うことになります。世界難民の日は、わたしたちが当事者となったことに気づかせてくれる日になったのだと思います。
ご存知ですか?
今日の日付「6月16日」は南アフリカにとって大きな意味がある日です。
今から34年前の1976年6月16日、白人系の言語が教育に導入されることに抗議して、ジョハネスブルグ近郊の黒人居住区「ソウェト」で高校生たちがデモを行いました。
彼らに対し警察隊が発砲。13歳の少年をはじめ多数が死傷し、南アフリカ全土の騒乱に発展したのです。
この「ソウェト蜂起」を機に国内では黒人がアパルトヘイト抵抗の意識を強め、また国外では、アパルトヘイトを推進する南ア政府への非難が高まりました。
6月16日が「アパルトヘイトの終わりの始まり」の日であった、表現されることもあります。
さきほど南ア駐在のスタッフからメール。
「今日こちらは『ソウェト蜂起』を記念して、今は『ユースデー』として祝日です。これから(スタッフの)ドゥドゥの親戚の集まりに参加させてもらいます。」
ワールドカップの最中であっても、忘れられることのない大切な日のようです。
写真は現在のソウェト
★ソウェトでのJVCの活動はこちら
人に自分の思いを伝えることはとても難しい。特に私は思いを言葉にすることに非常に苦労する。
5月29日、「東北タイの農村から暮らしをまなぶ」というテーマで報告会と料理会を開催した。前日は緊張で熟睡できずに当日になる。「報告会準備は完璧!!」と周りのスタッフに言っては、不安で仕方がなかった。
迎えた当日、知り合いの人たちがたくさん来てくれた。タイの農村の様子を写真を交えながら参加者の方々に伝えた。農村で力強く生きる人々、頑張っている人々を伝えることで、私たちもこの日本で一緒に頑張っていこうよ、と最終的に言いたかったが緊張でうまく伝えられたかどうか。
(タイでの活動は過去の現地便りをお読みください。)
報告会が終わり、タイ料理会に移った。東北タイの代表的な料理の「パパイヤサラダ」、「ラープ(ひき肉の和え物)」を作った。わいわいがやがや、終始笑い声は絶えず、日本料理とは違ったタイのエスニックな味を楽しんだ。
←タイ料理を楽しむ参加者
料理を一緒に作り、食べることによって参加者同士の交流にもつながり、報告会は笑顔で終了した。
報告の最後に「同じ目標を持った仲間を持ちたい」と伝えた。何をするにも一人ではくじけてしまう。今後、JVCタイの活動を行なう中でたくさんの仲間をつくっていきたい。今回の報告会もその出会いの場の一つだ。参加していただいた方、ありがとうございました!
最後に、今回の報告会と料理会は私一人ではなく、タイボランティアチームと一緒に作っていった。会場設営、料理準備などボランティアチームのすごさを改めて感じた。タイボランティアチームのみなさん!コップクンカー(タイ語でありがとうの意味)
ツイッターでも紹介しましたが、南アフリカからビーズでできたストラップが届きました!
ワールドカップを意識した(?)サッカーユニフォームや、スカートの女の子、羽がついた天使もあります。う~ん、どれを買うか迷う!
これらを作っているのはHIV陽性者のグループ。購入することで彼らをサポートすることができます。
500円で販売します。
様々な民族衣装をまとったお人形も人気です。
南アフリカにはたくさんの民族があるのが分かりますね。それぞれ髪型も違うんですよ。
高さはお部屋のアクセントにちょうどいい23センチ。1800円での販売です。
表情が一つ一つ微妙~に違うのが魅力。
南アのシングルマザーの方たちの手作りで、あたたかさが伝わるお人形です。
6月12日(土)・13日(日)に開かれるアフリカンフェスタで販売いたしますので、ぜひお越しください。
珍しいアフリカ料理もいろいろ味わえる楽しいイベント。お待ちしています!
普段何気なく触れている、仕事の書類や本や雑誌などの紙。
紙の原料となる木材をめぐり、森林と共に暮らしてきた人たちの生活が脅かされることも少なくありません。JVCが活動しているラオスの村もそんな場所の一つです。
現場で森を守る活動をするだけではなく、日本で自分たちが使う紙についてもきちんと考えていこう!ということで、試行錯誤を続けています。
例えば会報誌や名刺は、日本の「間伐材」を有効利用した紙を使用。ちょっとクラフトっぽい風合いに味があります。
2008年度の年次報告書も間伐材印刷用紙で作りました。
間伐材の使用を表す、このマークがかわいい。
年末に行うコンサートのプログラムでは「FSC認証紙」を使用。
「違法伐採されていないか?」「守るべき森が伐採されていないか?」など、環境・社会・経済の側面からの審査をクリアした森からできた紙です。
間伐材印刷用紙に比べてカラーがきれいに印刷されるので、2009年度の年次報告書はFSC認証紙にしようかな、と進めています。
そして毎日の仕事の中では、できるだけコピー用紙の枚数を少なく。
そのために内部の配布物は基本的に2ページ分をA4の1枚にプリントアウトする集約印刷にしています。
しかしこれは、ある年代以上の職員には「読みづらい~~」とちょっと不評をかっています(笑)。
紙の使用を減らすためには良い視力の維持も必要なのかな?
某企業様からの支援金で、ScanSnap S1300 (写真右)を買いました。
いわゆるペーパーレスの推進のためによく使われる機器ですが、これがもうスゴすぎる! 普通の平たいスキャナとちがって、数十枚をセットして、一度に両面スキャンができて、かつOCR(文字認識)をしてそのまま複数ページをひとつのPDFファイル(もちろん認識した文字情報つき)として保存してくれます。ここまでを、ほんとに「ボタンひとつ」でやってくれます。ナニコレ便利すぎ。
紙送りのジャムりも今のところなく、文字認識の精度もかなり高いです。これは売れるはずだわ...。これで過去の紙資料をガンガンデータ化していけます!ありがとうございます!
日本のアルバイトの平均時給っていくらか、ご存知ですか?
2009年5月のデータで958円だそうです。
このお金を世界で役立てると、どんなことができるんだろう?そんな本が完成しました。
「100円からできる国際協力」(汐文社)です。
バイト平均時給の約1000円で、JVCがパレスチナ・ガザ地区の子どもに配給している牛乳とビスケット1か月分(1人分)を支援することができます。栄養失調を防ぐための貴重な栄養源になる補助食品です。
今日のバイトの1時間は世界に役立てる・・というのも素敵ですね。
他にも「『日本人1人が捨てている食料約11日分』(約2500円)で、カンボジアで1世帯が農業研修を受けられます」との事例でJVCの活動が紹介されました。
子ども向けではありますが、大人も学ぶことが多い一冊です。
「100円からできる国際協力」
〈1〉平和を守る 2100円
〈2〉命とくらしを守る 2100円
〈3〉大地を守る 2100円
発行元 汐文社 (2010年4月発行)
お花見のおだんご?
いえいえ違います。
これはアフガニスタンからのお土産スイーツたち。
ドーナツをシロップに漬けたような感じ・・・?
ガツンとした甘さを楽しめます。
ついに?やっと?JVCがTwitterを始めました!
日本国際ボランティアセンター(JVC) (ngo_jvc) on Twitter
http://twitter.com/ngo_jvc
まずは東京スタッフがつぶやいていきます。