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現地ブログ from 東日本大震災被災地

気仙沼支援活動レポート

宮城県気仙沼市に駐在していたスタッフが書いていた活動レポートです。現在は更新は停止しています。

11月24日、四ヶ浜地域の梶ヶ浦地区住民を対象にピクニックを行いました。

四ヶ浜地域は震災により世帯数が激減し、それに伴い住民間の日常的な交流の機会も減少しました。これまでに在宅住民を対象に訪問活動を行い各世帯の状況を把握する中で、梶ヶ浦地区は住民間の交流が他地区に比べて一層少ない印象を受けました。そのため、今回の交流イベントは梶ヶ浦地区の在宅住民を対象としました。震災前、各地区の住民が集う場として地区ごとに集会場が設置されていましたが、梶ヶ浦地区の集会場は震災により被災しました。そのような状況から、今回は屋外でも楽しみながら交流が図れる内容を企画しました。

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まち歩き@鶴ヶ浦 ~まちの魅力を改めて見つける~

2014年度気仙沼事業インターン 竹田 響
2014年12月18日 更新

11月29日(土)、30日(日)、JVC気仙沼事業の活動地の一つ、鶴ヶ浦(つるがうら)地区において「まち歩き」を実施しました。まち歩きとは、地区に暮らす人と地区外から来た参加者が一緒にまちを歩いて、地域の魅力を再発見していくというもの。

何気ない細道や浜のたたずまい、屋号や家の造りなど、地元の人にとっては普段目にしている当たり前のものに、参加者が外部の視点から驚きと疑問を投げかけます。それが「普段目にしているものがまちの魅力なんだ」という地元の人の気づきにつながります。足元の日常生活に目を向け、将来の地域づくりに活かす資源を発掘する活動です。

港に面した鶴ヶ浦地区。坂道が多くあります。港に面した鶴ヶ浦地区。坂道が多くあります。

今回のまち歩きは、浦島地区振興会、気仙沼市地域づくり推進課の協力の下、JVC主催で開催され、JVCの駐在スタッフを含む9名が参加しました。3名の住民の方に地区を案内していただき、案内人1名、参加者3名の4名を1チームとした計3チームが、別々のコースで鶴ヶ浦地区を探索しました。

まち歩きの舞台となった鶴ヶ浦地区は気仙沼大島に面する集落で、四ヶ浜(しかはま)と呼ばれる地区の最南端に位置しています。街の中心部から車で30分ほど離れた場所にあり、昔ながらの景色を残している風光明媚な地域です。震災を機に気仙沼大島と鶴ヶ浦地区を結ぶ「大島架橋」の建設工事が開始されたことで、まちの景色が今後大きく変わっていくと考えられる場所の一つです。

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震災から3年9ヶ月あまりが経過した現在でも、多くの住民の方々が仮設住宅等での「仮の生活」を送っています(※)。仮設住宅での暮らしが長期化するにつれ、住民の中には、精神的な不調や心身の衰えを訴える方もいます。

しかしながら、支援団体等による仮設住宅における活動は、住民の孤立の防止を目的とした交流事業および戸別訪問が中心となっており、住民の心身の健康維持を目的とした支援は充分とは言えません。加えて、住民が生活再建を果たし、仮設住宅での暮らしを終えるには、さらに数年を要することが予想されるため、今後ますます住民の心身の衰えが懸念されます。

このような状況の下、JVCは住民の心身の健康維持や生活習慣の改善に効果的な内容を取り入れた交流会「さわやか健康相談」を鹿折地区にある仮設住宅で開催しました。気仙沼市健康増進課の協力を得て実施したこの交流会では、保健師、看護師、栄養士による介護予防体操や血圧・脈拍の測定に加えて、健康に関する相談なども行いました。

健康相談の様子(浦島小学校仮設住宅にて)健康相談の様子(浦島小学校仮設住宅にて)
看護師による講話(浦島小学校仮設住宅にて)看護師による講話(浦島小学校仮設住宅にて)

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10月19日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は、梶ヶ浦地区の造成地見学会及び総会が開催され、住民約25名が参加しました。

 気仙沼市による説明 気仙沼市による説明

午前中に行われた造成地見学会では、はじめに気仙沼市の担当課から工事の進捗状況が説明され、あわせて世帯ごとの宅地の引き渡し時期が示されました。気仙沼市から説明を受けた後、図面を片手に造成地内を見て回りました。擁壁(ようへき)の設置工事の様子を目にした住民からは、「こんなに深く掘るのか」と驚きの声があがりました。

擁壁(ようへき)の設置工事の状況を確認する様子擁壁(ようへき)の設置工事の状況を確認する様子

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JVCは、鹿折地区に建設される集合型災害公営住宅の入居予定者間の顔合わせと交流を目的として、今年6月より交流イベント「あづまっぺ!『趣味のじかん』」を開始しました。

見学の様子見学の様子

災害公営住宅におけるコミュニティ形成に向けた取り組みを実施するにあたり、他地域の災害公営住宅における入居者の状況や支援団体の取り組みなどを学ぶため、8月26日、宮城県東松島市内に建設された集合型災害公営住宅「市営小松南住宅」を見学しました。今回の見学は、「あづまっぺ!『趣味のじかん』」を協同で実施している地元支援団体など4団体と合同で行いました。

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山梨県韮崎市穴山町でサンマ祭りが行われました!

2014年度気仙沼事業インターン 竹田 響
2014年11月10日 更新

10月18日、山梨県韮崎市穴山町において「穴山町サンマ祭り2014」が開催されました。穴山町でのサンマ祭りは昨年に続いて2回目。昨年は台風に見舞われたサンマ祭りでしたが、今年は快晴!さわやかな秋晴れの下での実施となりました。会場に気仙沼で水揚げされた新鮮なサンマ800尾を直送して、来場された皆様に焼きサンマを楽しんで頂いたほか、生サンマの販売も行いました。今回、私もインターンとしてお手伝いをさせて頂いたサンマ祭りの様子を皆様にご紹介したいと思います。

大勢の方で賑わう会場内大勢の方で賑わう会場内

「なぜ穴山町で開催するの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、穴山町でカフェを営むJVCの前事務局長が「気仙沼から遠く離れた地で暮らす方々にも気仙沼について少しでも知ってもらい、気仙沼を応援したい」と、穴山町の住民の協力を得て実現したのが、この穴山町のサンマ祭りです。

報告会で気仙沼の現状を伝えるJVCスタッフ報告会で気仙沼の現状を伝えるJVCスタッフ

サンマ祭り会場では、JVC気仙沼事務所のスタッフである石原が気仙沼の現状を報告したほか、地元の社会福祉法人信和会 穴山の里の皆様による太鼓の演奏が行われました。また、気仙沼からは小々汐打囃子(こごしおうちばやし)保存会の皆様に遠路はるばるお越し頂き、打囃子の生演奏を行って頂きました。併せて会場で販売した塩辛や雑貨などの気仙沼支援グッズも大好評でした。

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9月21日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は、大浦(おおうら)地区の造成地見学会および総会を開催し、あわせて共同建設に関する勉強会を行いました。

21日の午前中に実施した見学会には、約20名の住民が参加しました。大浦地区では北側・南側二ヶ所で造成工事が進められているため、住民・アドバイザー・JVCスタッフが二手に分かれて造成地に向かいました。造成地に実際に足を運ぶのは、同様の見学会を開催した今年2月以来です。見学会に参加した住民からは「2月の頃に比べて木々の伐採が随分と進んだ」との声があがる一方で、「これから大量の土を運び出すことになる。まだまだ時間が掛かる」との感想が聞かれました。

北側と南側に分かれる大浦地区の造成地北側と南側に分かれる大浦地区の造成地
造成地に足を運ぶ住民たち.jpg造成地に足を運ぶ住民たち
工事の進捗状況を確認する様子工事の進捗状況を確認する様子
南側造成地から北側造成地を望む南側造成地から北側造成地を望む

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気仙沼みなとまつり企画 ~はまのがっこうin浦島~

震災支援担当 石原 靖士
2014年9月 2日 更新

8月2日、3日に行われた「気仙沼みなとまつり」にあわせて、「気仙沼みなとまつり企画 ~はまのがっこうin浦島~」を開催しました。この企画の目的は、外部の人々に気仙沼の現状や浦島地区の魅力を伝えるとともに、外部の人々を呼び込み、浦島地区に活気をもたらすことです。JVCは、浦島地区振興会の地域資源開発部や地元の自治会等との協働により、当企画を実施し、首都圏や新潟などから11名の参加を得ました。

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気仙沼市では、災害公営住宅の建設が28地区にて計画されており、市街地部では「集合住宅タイプ」、郊外部では「戸建住宅・長屋住宅タイプ」が建設される予定となっています。鹿折地区については、市街地部に284戸の集合住宅タイプの災害公営住宅(以下、集合型災害公営住宅)の建設が計画されており、入居開始時期は平成28年3月の予定となっています。

災害公営住宅への入居を予定している仮設住宅やみなし仮設の住民にとって、災害公営住宅は、長期にわたる「仮の暮らし」を終えた後の新たな生活の場となります。一方で、災害公営住宅では、各地域から入居を募ったことにより面識のない人々が集まるため、入居者の間で孤立が発生することが懸念されています。

鹿折地区に建設される集合住宅タイプの災害公営住宅のイメージ図(気仙沼市H.Pより)鹿折地区に建設される集合住宅タイプの災害公営住宅のイメージ図
(気仙沼市H.Pより)

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6月5日、浦島地区振興会(以下、振興会)の役員および三部会(施設利用部、地域資源開発部、環境・文化部)の部長・副部長による会議が旧浦島小学校で開かれ、今年度の事業の進め方や活動計画などに関する話し合いが行われました。この結果、今年度は、振興会の三部会が中心となり、旧浦島小学校の施設利用の検討地域資源を生かした事業、震災以降中断していた集落対抗運動会の開催に向けた取り組み等が進められることになりました。

振興会の役員および三部会の部長・副部長による話し合い振興会の役員および三部会の部長・副部長による話し合い

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