6月5日、浦島地区振興会(以下、振興会)の役員および三部会(施設利用部、地域資源開発部、環境・文化部)の部長・副部長による会議が旧浦島小学校で開かれ、今年度の事業の進め方や活動計画などに関する話し合いが行われました。この結果、今年度は、振興会の三部会が中心となり、旧浦島小学校の施設利用の検討や地域資源を生かした事業、震災以降中断していた集落対抗運動会の開催に向けた取り組み等が進められることになりました。
6月8日には、施設利用部の初の会議が開かれ、施設利用部の部員など約10名が出席しました。会議では、旧浦島小学校施設の当面の利用法と将来的な利用法に関する協議がなされ、「(当面の利用法については)現在と同様、市に施設を管理してもらい、施設の一部を(住民に)貸し出してもらうのが良いのではないか」「(将来的な利用法に関して)施設を地区住民だけで運営していくことは困難だ。外部の若い人たちを呼び込み、活用してもらうという案もある」といった意見が出されました。
さらに、6月27日には、地域資源開発部の1回目の会議が開かれ、地域資源開発部の今年度の活動計画や浦島地区の地域資源に関する協議に加え、8月に実施される「気仙沼みなとまつり企画」についての話し合いが行われました。環境・文化部の活動に関しては、今後、集落対抗運動会の開催に向けた協議などが進められることになります。
震災の発生から4度目の夏を迎えますが、未だ仮設住宅などでの仮の暮らしを余儀なくされている住民も少なくありません。このような状況の下、「徐々にできることから始めていこう」と、振興会の三部会が中心となり、浦島地区の活気ある地域づくりに向けた取り組みが進められています。JVCは、こうした取り組みが着実に進められるよう、2年目を迎えた振興会へのサポートを引き続き行っていきます。