\n"; ?> JVC - 「懐かしの写真展」の開催 - 気仙沼支援活動レポート
2016年1月18日 【 浦島地区振興会の取り組み

「懐かしの写真展」の開催

震災支援担当 石原 靖士
2016年1月21日 更新

11月3日、旧浦島小学校にて、「懐かしの写真展」が開催され、40名以上の住民が来場しました。会場には、旧浦島小学校の学校行事や今年7月に開催された運動会の写真約400枚が展示されました。今回の写真展を開催するにあたり、JVCは、この企画を主催した浦島地区振興会の環境・文化部のメンバーとともに写真展の段取りや展示方法について協議を重ね、準備を進めてきました。

家族や知人が写った写真を眺める住民家族や知人が写った写真を眺める住民
互いの近況を報告し合う住民互いの近況を報告し合う住民
写真展の準備を行う環境・文化部のメンバー写真展の準備を行う環境・文化部のメンバー

会場に足を運んだ住民は、家族や知人が写った写真を目にし、当時の様子を懐かしんでいる様子でした。来場者からは、「震災前に行われていた集落対抗運動会には、子どもからお年寄りまで参加して、みんな大声を張り上げて応援したもんだ」、「震災で自宅にあった写真をすべて失ってしまった。今日は懐かしい写真を見て、昔を思い出すことができた」等の声があがりました。
また、来場者の中には、震災後、浦島地区を離れて暮らしている方もおり、久しぶりの再会を喜び、互いに近況を報告する住民の姿も見られました。一方、環境・文化部のメンバーからは、「昔を思い出しながら、住民同士交流する機会を提供できてよかった」といった感想が聞かれました。

浦島地区では、震災の影響で住民が離散したことに加え、地域の交流の拠点であった浦島小学校が閉校したことにより、4集落の住民が集い、交流を図る機会が減少しました。震災から4年9ヶ月が経過し、浦島地区の交流事業を担う環境・文化部が中心となり、4集落の住民が親睦を深める機会がつくられてはいるものの、まだ震災前のような活発な交流は行われていません。住民同士の交流が深まり、再び浦島地区に集落間の強い絆が戻るよう、JVCは引き続き、環境・文化部とともに浦島地区の交流事業を行っていきます。