現地インターン萩原さん(2014年度)の記事一覧
先日、カンボジア南東部のベトナムと国境を接するスバイリエン州で活動を行っているIVY(International Volunteer of Yamagata)という団体の活動を見学させていただきました。IVYはもともとJVC山形として1991年に発足し、のちに国際ボランティアセンター山形(IVY)に名称変更し、今に至っています。
過去には孤児やストリートチルドレンの支援を行っていたそうですが、現在はカンボジア東部のスバイリエン州にて貧困農民の生計改善のための活動を行っています。
IVYでは、スバイリエン州農産物組合(SAC)と協力して無農薬野菜の生産・流通体制を整え、有機栽培を行う農家の収入向上を向上させるという活動を行っています。IVYが取り扱う無農薬野菜は、バヴェットと呼ばれるベトナムとの国境地帯にある商業施設や、今年プノンペンにオープンしたイオンなどに出荷されています。
また試験農場は、野菜の種子や苗を育てており、農家への販売や技術提供する場としても活用されています。
行き交う人々は「待ってました!」と言わんばかりの熱気を放っていました。
11月5日から7日にかけての3日間、カンボジアでも最大級のお祭りである水祭りが開催されました。この水祭りですが、2010年に見物客が将棋倒しになり400人近い犠牲者を出すという凄惨な事故が起きてしまったために、この3年間は開催されませんでした。そんな悲劇を乗り越え、今年は3年ぶりに開催されるということでプノンペン市内は異常なまでの盛り上がりを見せました。
水祭りはカンボジアでも非常に古い歴史をもった伝統的なお祭りとされています。雨季から乾季へと季節が移り替わる時期である11月の満月を挟んだ3日間行われ、期間中は、カンボジア各州の予選を勝ち上がってきたチームによる大規模なボートレースがメインで行われます。
これは、首相や国王なども観覧に訪れる一大イベントとなっています。その他にも広場ではライブが行われていたり、川沿いには出店が並び、人々が食べ物や飲み物を買い求めたりとお祭り気分を味わっていました。夜には、満月の下きらびやかな浮舟が川をたゆたい、豪快に花火が打ち上げられるなど、3日間を通してプノンペンはお祭りムード一色に染まっていました。
日本では秋が深まり、冬の足音も聞こえる季節だと思いますが、カンボジアは今日も相変わらずうだるような暑さです。実は今、カンボジアでは水祭りというお祭りが行われています。11月5日から3日間にわたって行われるこのお祭りに合わせて、現地での活動は一旦お休みということになっています。水祭りについては次回、詳しくお伝えすることとして、今回は、コメの収穫間近の現地の様子をお伝えします。
JVCの活動地の村では、無数の稲穂が収穫の時期を今や遅しと待ち侘びています。以前、この現地通信でお伝えした「CCV(シーシービー)」の方々にお願いしていた農家の方々へのインタビューも、そのほとんどが終了し、現在は集めてきたデータのまとめ作業を行っています。膨大な量のインタビュー用紙(約1000世帯分!)のデータをひたすらパソコンに打ち込む作業は思っていたよりもハードな作業となりました。
この集計作業を経て、各農家のSRI(幼苗一本植え)による稲作改善の実施状況を把握し、そしていよいよ収穫の時期を迎えます。日本では既に稲刈りも終えていることだろうと思うのですが、カンボジアではまさにこれからというところです。
慣れ親しんだ活動地を飛び出しまして。
10月30日、農業支援と共に行っている環境教育プロジェクトの活動の一環で、活動対象となっているコンポクダイの小学校から総勢21名の教師を引き連れて、コンポントム県にあるコンポントゥモー小学校に活動見学に行ってきました。環境教育担当のスタッフ2名と共に、朝7時に事務所を出発して2時間ほどかけて小学校に到着しました。今回のスタディーツアーは、主に学校運営、ゴミの管理、周辺地域と学校とのコミュニティーについてなどを学ぶことが目的でした。
まず初めにコンポントゥモー小学校の先生方から、学校の歴史やこれまで行ってきた活動についてのプレゼンテーションがありました。細かい内容についてはクメール語が理解できなかったためにここでお伝えすることで出来ず申し訳ないのですが、参加した先生方は興味津々に話に聞き入っていました。質疑応答では活発に質問が飛び交い、ぜひ自分の学校でも活動を真似したいという先生も出てくるなど、大いに刺激を受けた様子でした。
未知の世界に飛び込んできて早2カ月。模索を続ける毎日を過ごしています。今週は農場の仕事を少し休んで、スタッフと共に活動地の村を回ってきました。ここ数日は激しく雨が降る日が続いたために、村へ出向くのにもひと苦労。村への道は決してキレイに舗装されているわけではありませんので、ボコボコであるのに加えてそこに水が溜まった道をバイクで慎重に走るのですが、時に「えっ...」と言わずにはいられないような道をも進んでいきます。
自分は基本的にスタッフの後ろに乗せてもらうので、そんな険しい道程もアトラクション感覚で楽しんでいます。そんな悪路を乗り越えて辿り着いた先にもさらに困難が待ち構えています。雨の影響は道だけではなく、当然家庭にも及びます。土地の一部が浸水している家庭は珍しくないので、JVCが池を支援した農家も例外ではありません。
支援した池の様子を伺いに出向いた農家は、池に辿り着くために水に浸かって歩かなければいけないほど。これでは池の周りに植えている野菜等の管理も大変です。庭先も水に沈んでしまっては野菜栽培も出来なくなってしまいます。雨季は水があるというメリットがありますが、洪水などの被害に見舞われる可能性も孕むというデメリットもあります。
「うん。そうだね。ハハッ。」
意気込んで始めたトマトの栽培はあっけなく失敗に終わりました。栽培が上手くいかなかったことを農場長ソカーに伝えたところ、冒頭の返事が返ってきました。失敗した悔しさよりも、そのことを鼻で笑われたこの悔しさはこの先もきっと忘れないでしょう。「あなたもたくさんトマトを枯らしてきたじゃないか」とはさすがに言えませんからね。
しかし、肥料を与えるタイミングや日々の観察等、自分自身の管理が甘くトマトを枯らせてしまったのは事実でありますので、今回の反省を生かして再度挑戦したいと思っています。失敗は成功のもとですからね。一度の失敗で諦めるつもりは毛頭ありません。いつかソカーを見返してやりたい...。
日本という恵まれた環境で育ってきた自分が、「途上国」と呼ばれる国の「貧困」とされる現状を見たら何を感じるのか。
そんな興味から大学で国際協力を学び始めました。大学の講義ではそれは悲惨な世界の現状や目を覆いたくなるような事実を突きつけられました。「世界ではこんなことが起きている」「問題の解決のためにこんな取り組みが行われている」そんな話を毎日のように聞いてきました。しかし、自分はそうした世界の様々な問題をどうにか解決したいというような思いはほとんどなく、自分の目にはそうした世界がどう映るのか、何を思うのか、無責任ではあると思いますがそのことだけに関心がありました。
改革とは言っても大したことをやっているわけではないのですが。どんなに格好つけてみても地味なものは地味ですから。たとえ地味であろうと農場は毎日少しずつ変容していきます。毎日のように小さな改革があちらこちらで起こっているのです。
まずは池作り。去年、小規模養魚に失敗したため、人一倍、魚への思い入れが強い農場長ソカーが指揮を執り、農場内に新たに池を作りました。昨年掘った小さな池があるのですが、それを多少拡大し、形状を整えるために、灼熱の日差しに照らされながらひたすら土をかき続けました。
ただでさえ暑いのに炎天下で作業すればもう汗が滝のように流れ出してきます。どうしてカンボジア人はこの暑さの中、長袖で作業しているのだろうか、不思議でしょうがないですよ。
「シーシービー」という響きを聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?多くの方は日本のロックバンドを思い浮かべるのではないでしょうか。世代によってはパッと思い浮かばない方もおられるとは思いますが。実はJVCカンボジアにも「シーシービ―」と呼ばれる人たちが存在します。
Community Corporation Volunteer の頭文字を取って「CCV」。JVCの活動を手助けしてくれる農家のボランティアの方々のことをそう呼んでいます。JVCが活動している主要な6つの村から2人ないし1人がCCVのメンバーとなり、私たちの活動をサポートしてくれています。
照り付ける太陽の下、鍬で土を掘り起こす作業がこれほどまでに辛いとは。今週は、試験農場で飼料用のコーンを植える作業の手伝いをしました。私たちの試験農場では、牛や鶏などの家畜を飼っています。家畜を飼うに当たっては当然、餌(えさ)が必要になってくるわけですが、その餌を外から仕入れるのでは出費がかさむばかりです。
そこで、農場内のスペースを有効活用して家畜の餌を自分たちでまかなおうということで、飼料用のコーンを植えることになりました。