日本では秋が深まり、冬の足音も聞こえる季節だと思いますが、カンボジアは今日も相変わらずうだるような暑さです。実は今、カンボジアでは水祭りというお祭りが行われています。11月5日から3日間にわたって行われるこのお祭りに合わせて、現地での活動は一旦お休みということになっています。水祭りについては次回、詳しくお伝えすることとして、今回は、コメの収穫間近の現地の様子をお伝えします。
JVCの活動地の村では、無数の稲穂が収穫の時期を今や遅しと待ち侘びています。以前、この現地通信でお伝えした「CCV(シーシービー)」の方々にお願いしていた農家の方々へのインタビューも、そのほとんどが終了し、現在は集めてきたデータのまとめ作業を行っています。膨大な量のインタビュー用紙(約1000世帯分!)のデータをひたすらパソコンに打ち込む作業は思っていたよりもハードな作業となりました。
この集計作業を経て、各農家のSRI(幼苗一本植え)による稲作改善の実施状況を把握し、そしていよいよ収穫の時期を迎えます。日本では既に稲刈りも終えていることだろうと思うのですが、カンボジアではまさにこれからというところです。
私たちの農場の稲たちも徐々に色づき始めています。自分がカンボジアに来たころにはまだ小さかった穂が今では立派に育ちました。今年は昨年に比べて稲の生育があまりよくないみたいなのですが、どのくらいの収量となるのか楽しみです。辺り一面緑だった景色は気が付くと金色に染まっている。自分にとっては幼いころから身近にあった見慣れた光景です。いつ見ても心落ち着く素晴らしい景色です。
日本では秋を感じさせる光景もここでは少し違います。カンボジアでは金色の稲穂は秋を運んでくることはありませんが、この時期はちょうど雨季から乾季へと移行する時期なのです。冒頭でお話しした水祭りもこの季節の変わり目に合わせて開催されています。最近は雨が降る日がめっきり減って少しずつ乾季へと向かっていることを感じます。そうは言っても暑いことに変わりはないのですが。少しは涼しくなってくれると嬉しいんですけどね。