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JVCの活動目標
JVCは、人々が自然と共存し、安心・安定して共に生きられる社会を築くために、
- 困難な状況にありながらも、自ら改善しようとする人々を支援し、
- 地球環境を守る新しい生き方を広め、対等・公正な人間関係を創りだすことに取り組みます。
そのために、環境保全と自給を基本にした「農村開発」「緊急救援」「平和活動」「市民のネットワークづくり」などさまざな活動を展開していきます。
JVCは、このような姿勢で活動を続けています。
A:活動するのは村人。JVCは脇役。
活動は、計画から村人とJVCが話し合って決められます。できるだけ、村人からの提案を尊重します。 「この村の一番の問題は…」「解決するには…」「では、JVCに協力してもらって何をやろうか」村人が話し合った結果、その提案を受けて、JVCが村人だけではできないところを支援します。
B:<あげない><持ちこまない><押しつけない>
お金やモノをあげるのではなく、村人が力を発揮し問題を解決できるよう、トレーニングなどのチャンスを提供します。日本の先進技術は持ちこみません。村にある資源や伝統的な知恵を使って、生活改善していきます。
身近にある。お金がかからない。誰でも扱える。だから誰でも、少しずつ、着実に、生活をよくすることができます。
C:自然環境を守る。そこから始まる生活改善。
森や水などの自然資源を上手に利用し、自然環境を守りながら収穫の増加を図ります。化学肥料や農薬はだんだん効果がなくなり、逆に土を荒らしてしまいます。また、その肥料を買うための借金が大きな負担になることもよくあります。
D:JVCと村人はパートナー。
外国のNGOが支援をするとき、人々は依存心を抱きがち。JVCは常にそのことに注意を払い、人々の自主・自立を促しています。
JVCは村人と話し合い、それぞれの活動の役目を明確にし、互いにパートナーとして活動を進めます。互いに尊重しあい学びあう。そこに日本の市民が協力するもう一つの意味があるのではないでしょうか。
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