ラオススタッフ徒然日記
前回、前々回とお伝えの通り、とある新年のパーティーに呼ばれた私。そこにはある郡の役所の方も来ていました。私も顔を見て「あ、あの人は」とは思いましたが、3回くらいしか会ったことのない方です。それが、挨拶に行ったらフンパン兄さんと握手しながら即座に「もうタイから戻ったんだね」。
実はラオス事務所は5年ぶりの社員旅行でタイに行っていたのですが、その情報がもう伝わっていたのです。自分たちの席に戻って、まあ、答えの見当はついているのですが、フンパン兄さんに聞いてみます。「なんで社員旅行のこと知っているんだろう?」
「フェイスブックだよ」そうでしょうとも。フェイスブックの広まり方は、ラオスでも大変なものです。先日ビエンチャンで参加したITに関する研修でも、ソーシャル・ネットワーキング・システム(SNS)を使う上での安全について議論されました。休憩時間に「SNSを使わなくても私の人生は愛と喜びに満ちている(英語です。日本語ではちょっと)」と講師に言ったところ、先生一瞬きょとんとしてからなぜか大ウケしていました。しかし私が何を言おうと、ラオスも都市部はそういう時代なんです。
と、2回続けて同じ結びになりましたが、それにしてもフンパン兄さん(40台後半)と役人さん(多分もっと上)は、そのたった3回の会議のどこかで、フェイスブックのアカウント交換をしていたのでしょうか。それともなにか紹介機能のようなものでつながったのか。分かりませんが、「は~」と思った一件でした。
前回お伝えの通り、とある新年のパーティーに呼ばれた私。ついつい特段に準備せず行ってしまったのですが、ついてから「そうだ!」とパーティーのホストの家の人にビニール袋をもらいました。水かけ祭りですから、財布や携帯電話がびしょ濡れになってしまうので、ビニール袋に入れるわけです。
用意のいい人は、日本で言うと社員証などに使う紐付きのビニールのケースを大きくしたようなものを首からかけ、その中に携帯電話など入れています。私ももう何度も何度も経験しているラオス正月なのですが、これが意外と用意せず行ってしまう。とはいえ、人生四十ウン回目のラオス正月のフンパン兄さんも「あ、僕の分も!」ということだったので、意外とそんなもんなのです。
というわけで、その他の友人の分も、と思って数袋もらってきたのですが、2名が「あ、僕はいいから」とすまし顔。「いいの??」と腑に落ちない私に、フンパン兄さんが「アイフォンの10(だったかな、忘れました)からは防水だから」と一言。あまりそちら方面に詳しくない私は「へえーー」。ラオスも都市部はそういう時代なんです。
4月になりました。日本では新年度、入学や就職などの節目の季節ですが、ラオスの暦ではお正月を迎えます。今年のお正月は14日から16日ですが、土日を挟んだので振替を含め13日から17日とされました。この間は私も新年のパーティーにお呼ばれしました。そこで、今回から何回か、新年のパーティーに関連した話題をお届けします。
タイが有名ですが、ラオスの正月も「水かけ祭り」。とあるパーティーに呼ばれたJVCラオス事務所の私と山室、フンパン兄さんも、ホースでバシャバシャやられてびしょ濡れになりました。実はこれは水量は多いのですが水温がぬるいのであまり警戒の必要はありません。要警戒なのは、氷水の入ったバケツからすくってかけられる水で、これはもう、文字通り背筋がヒヤッとします。しかしそれも旧年中の悪いことを洗い流すという意味合いがあってのこと。合掌してありがたくかけていただきます。
ある村で、おばあさんと話したときのこと。魚保護地区への女性の積極的な参加のためのスタディツアーに参加した方で、その時から会うたびに色々話しかけてくれます。
「あんたは子どもは何人いるんだい?」
「子どもはいないんですよ」
「ええ、いないの? それは困ったね。続いていかない」
川がある村では、よく河原に穴が掘られているのを見かけます。村の人は「浅井戸」と呼ぶこともありますが、本当に「穴」です。水としては川の水ですが、そのままではなく、穴をから湧いている「濾過された水」ということのようです。しかしながら、雨季も盛りになり水位が上がると、一部の穴は埋まり、川の一部となります。
村の少し外れで、とにかく大量のタケノコの処理をしている一家に出会いました。雨季にはとにかく沢山のタケノコが採れますが、多くの人は自家消費したり市場に売ったりしていて、軒先で干しているのを見ることもあるものの、大規模に加工する人はあまり多くありません。家の人に聞くと、灰汁を取り除くためにタケノコをしごく道具を見せてくれて「このやり方は仲買人が教えてくれたんだ」と教えてくれました。
ある日、スタッフが私に相談があるといいます。ある村のラタン(籐)の栽培活動で、参加者共同の育苗小屋を作って共同で苗を管理するか、それぞれ自分の家で苗の面倒を見るか、どちらがいいだろう、という話でした。共同の場所でやる活動は広報効果があって苗が売れたりするメリットがあるし、またNGOはとかく「村人の共同作業」が好きです。一方で、育苗小屋の近くに住むメンバーばかり世話をすることになる、と不満が出るケースがある、とうのがスタッフの懸念でした。
ある日村を歩いていて出会った男性。「どこから来たんですか?」と聞くと森に飼っているニワトリを放しに行ったということ。「村には街に行ってきた人が持ち込む病気なんかがあるからね」とのこと。「毎日エサをやりに行くから大変だよ」とぼやきつつ、「俺は育てるのが好きなんだよ!」とニコニコ。