活動(2018年度)の記事一覧
こんにちは。カンボジアから大村です。先日、日本からの嬉しいお届けものを抱えて、事業地の小学校に行ってきました。7月に生徒さんにお願いして描いてもらったイノシシの絵が、スマイル年賀状となって日本から届いたのです!
駐在員の大村です。JVCカンボジア事業、7月は会議、会議の毎日でした。過去の活動の振り返りを行うために5月から調査を続け、その結果をもとに活動評価会議を持っていたからです。
多くの活動の振り返りを実施しました。例えば、過去に支援した池のその後。これらは水不足を解消するための手段として有効であり、支援した大半の農家さんが自分だけでなく、周囲の住民とシェアしながら使っていました。水を得るのが以前より容易になった結果、自宅の家庭菜園を広げ野菜を作り、野菜を買わなくてよくなった家庭(=支出削減)や、余剰分を売り、収入に繋げることができている家庭(=収入向上)が見られました。中には池の水を利用して魚の養殖を始めた農家さんも。
こんにちは。カンボジアから大村です。ここ最近の事業地・コンポンクダイ事務所は前回の記事にも書いたとおり、ひたすらインタビューの毎日です。過去の活動の成果を確認するため、毎日4人のフィールドスタッフが手分けして、1人1日10軒ほどの農家さん宅を訪れています。それはもう、とっても地道な作業です。
こんにちは。カンボジアから大村です。いよいよ事業地・コンポンクダイに雨季が到来。昨夜は激しい雨が数時間降り続きました。水不足の農村地域にとっては、恵みの雨。今日は雨上がりの気持ちいい景色が辺り一面に広がっています。
こんにちは。カンボジア駐在員の大村です。カンボジアは3月、4月が酷暑期。毎日35℃を越す気温で、日陰のない場所は本当に暑い・・・!昼間の暑い時間帯は、村の方も皆さん、木陰のハンモックでゆっくり休息をとっています。村の様子も近日中に更新しますね。
JVC各国事務所では現在、17年度の活動を振り返り、18年度の計画を議論する年次計画会議が行われています(南アフリカでの年次会議の様子が、南アフリカ通信でご覧いただけます)。カンボジア事業も、全スタッフが一同に介し2/12~2/16、そして2/26~2/28の2回に分けて年次会議を実施しました。
第2回は宿泊&会議施設を借りて、2泊の合宿形式の会議を行いました。おこなっている複数の村や学校での食品加工研修や植林が、その後どう生かされているかなどを持ち寄りました。自宅で食品加工をはじめた農家さんがいる村や順調に木が育っている学校もあれば、「時間がなくてその後食品加工はできていない」という農家さんや「植えた苗木の一部が牛に食べられた」という学校もあり、研修や植林の時期や内容は適切だったのか?牛対策について学校側に詳細確認をしたか?などなど、朝から晩までひたすら議論の日々でした。「とにかくもっと村の人と話そう。事務作業に追われてしまう時期もあるけれど、村の人から直に情報を得て、最新の状況を知ろう。まだまだその時間が足りていない」と皆で再確認しました。
途中、アイスブレイクもかねて行ったのが、「マシュマロ・チャレンジ」のワークショップ。チームビルディングで有名なこちら、18分間で決まった数のパスタとマシュマロ、紐、テープを使って一番高いタワーをつくったチームが優勝です。頭脳派?スタッフからなるプノンペンチームと、正確な運転技術が売りのドライバーチーム、毎日村で汗を流すコンポンクダイフィールドスタッフチームで競い、優勝はコンポンクダイフィールドチームでした!他のチームは高さを求めすぎて、自立ができなかった・・・。フィールドチーム、安定した土台づくりと抜群のチームワークに勝利の女神が微笑みました。
最後は優勝チームへのインタビューでワークショップは終了。チームワークの大切さを実践で学ぶ時間となりました。
日程も長く、当然楽しいことばかりではない議論の中、カンボジア事業の年次会議は終了しました。18年度計画はこの後、東京本部で審議にかけられます。
到着翌週、農林水産省の視察
カンボジアから、大村です。今日の気温は29℃。乾季に入り、過ごしやすい日が続いています。今日は到着翌週の2017年12月18日~20日に行われた、カンボジアの農林水産省職員3名による活動視察の様子をレポートしたいと思います。
カンボジアでNGOの活動をするには政府との取り決めが必要で、私たちJVCはカンボジアの農林水産省と覚書を交わしています。この覚書の中では農林水産省の職員による視察についても約束が交わされており、今回の活動視察がありました。到着翌週の任務ということでドキドキしていたのですが、何とか終えることができました(ほっ)。
食品加工研修の視察
今回の視察では、時間が限られていることもあり、活動村でとれる野菜や植物を使った食品加工研修と、小学校や地域の方々と協力しておこなう植林活動をメインで視察していただきました。(各活動詳細)
まずは食品加工研修。現在、村でとれるものを活用して色々な加工品を作ることに挑戦しています。いずれは商品化?なんていう声も聞こえてきそうですが、現在は「まずは加工品をつくる」研修を地道に行っています。講師は、JVCの職員ではありません。以前はJVCの職員が講師を務めることもあったのですが、今は、昔研修を実施していた別の村の女性に講師として来ていただき、研修を行っています。研修受けていた側の女性が、今は講師として教える側に回っているのは大変嬉しいことです(このことも今度詳しく書きたい!また書きますね)
視察当日は、村でとれる大根とレモングラスをつかった加工品の研修を行いました。大根の漬物と、レモングラスティーです。
大根は洗って切って塩をもみこんで干してビンへ。レモングラスは茎と葉を分けて切って炒って乾燥させてお茶に。どちらも手順はシンプルですが、保存可能期間が抜群に延びることもあり、村の皆さんからも好評です。
約30人の村の女性が参加し、最後はJVC職員が加工のポイントをまとめて終了です。
植林活動の視察
食品加工に続いては(別日)、小学校での植林活動の視察です。これらは植林単体で実施しているのではなく、環境についての授業などとのセットでの活動なのですが、詳細はまた別で報告するとします。当日は、JVC職員のピーが中心となり生徒たちに苗木の植え方を伝え、6種類の苗木を校庭に植えました。
植える作業は生徒のほか、JVC職員や視察に来ている農林水産省職員も全員で一丸となって行われました。皆で植えた苗木が大きくなる日が楽しみです。
農林水産省職員との振り返り会議
だいぶ割愛していますがこんな感じで3日間を終え、最後の振り返り会議。視察に来た職員の皆さんからは、「食品加工研修が発展して、収入を得るための販売まで繋がったら良いですね」「必要があれば、いつでも農林水産省の役員と連絡を取ることができます」といったようなコメントをいただき、今回の視察は無事に終了しました。
村の方との連携はもちろんですが、現地ではこのように、政府関係者との連携も大事な業務の1つです。私もとても勉強になった、現地到着直後の3日間の報告でした!
自己紹介
はじめまして。12月からカンボジア事業現地調整員として駐在している大村真理子と申します。こちらに来るまではJVC東京事務所で約3年半、広報グループの職員として働いていたので、「はじめまして」ではない方もいるかもしれません。これから、カンボジアのあれこれをこのブログで綴っていきたいと思います。こまめに遊びに来てください!
私は父親の仕事の関係で、幼少期をバングラデシュ、小学生時代をまるまるシンガポールで過ごしました。両方常夏の国で、更には年に一度の一時帰国も毎回夏休みにしていたので、日本滞在時も常に季節は夏。だからかは分かりませんが、冬に弱く、夏が大好きな人間に育ちました。なので、カンボジアの気候は本当に嬉しい!このジリジリする暑さと日差しは、私にとっては小さい頃を思い出す懐かしい、心地良い気候です。