JVC各国事務所では現在、17年度の活動を振り返り、18年度の計画を議論する年次計画会議が行われています(南アフリカでの年次会議の様子が、南アフリカ通信でご覧いただけます)。カンボジア事業も、全スタッフが一同に介し2/12~2/16、そして2/26~2/28の2回に分けて年次会議を実施しました。
第2回は宿泊&会議施設を借りて、2泊の合宿形式の会議を行いました。おこなっている複数の村や学校での食品加工研修や植林が、その後どう生かされているかなどを持ち寄りました。自宅で食品加工をはじめた農家さんがいる村や順調に木が育っている学校もあれば、「時間がなくてその後食品加工はできていない」という農家さんや「植えた苗木の一部が牛に食べられた」という学校もあり、研修や植林の時期や内容は適切だったのか?牛対策について学校側に詳細確認をしたか?などなど、朝から晩までひたすら議論の日々でした。「とにかくもっと村の人と話そう。事務作業に追われてしまう時期もあるけれど、村の人から直に情報を得て、最新の状況を知ろう。まだまだその時間が足りていない」と皆で再確認しました。
途中、アイスブレイクもかねて行ったのが、「マシュマロ・チャレンジ」のワークショップ。チームビルディングで有名なこちら、18分間で決まった数のパスタとマシュマロ、紐、テープを使って一番高いタワーをつくったチームが優勝です。頭脳派?スタッフからなるプノンペンチームと、正確な運転技術が売りのドライバーチーム、毎日村で汗を流すコンポンクダイフィールドスタッフチームで競い、優勝はコンポンクダイフィールドチームでした!他のチームは高さを求めすぎて、自立ができなかった・・・。フィールドチーム、安定した土台づくりと抜群のチームワークに勝利の女神が微笑みました。
最後は優勝チームへのインタビューでワークショップは終了。チームワークの大切さを実践で学ぶ時間となりました。
日程も長く、当然楽しいことばかりではない議論の中、カンボジア事業の年次会議は終了しました。18年度計画はこの後、東京本部で審議にかけられます。