
タイ事業担当: 松岡京子
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大型支援が届きにくい村があります。
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■流された船が家屋のあるあたり
まで乗り上げている。パンガー県
クラブリ郡ナムケム村(1/3撮影) |
2004年12月26日にスマトラ島で起きた地震による津波が、タイ南部を含め、アジア・アフリカに甚大な被害を及ぼしました。
日本国際ボランティアセンター(JVC)では、タイ事務所のスタッフ2名が12月31日よりタイ南部の被災地に入り、タイ現地NGOとの協力のもと、最も被害が大きかったといわれる地域に入り、被害状況の調査にあたりました。
調査の結果、外国人観光客が多く訪れるようなリゾート地(プーケット島やピピ島など)に対しては優先的に多くの援助・支援が入っている一方、現地の人たちが暮らしている小さな漁村や農村では、壊滅的な被害を受けた村であるにも関わらず、まだまだ支援が行き届いていないという状況が明らかになりました。
JVCは、これまで培ってきたタイの現地NGOとのネットワークを活かし、彼らと協力するかたちで、被災地の方々への支援を行います。
 
タイ現地NGOとのネットワークを活かした支援を
調査の結果をふまえ、タイのNGO・漁業組合・JVCなどの31団体は、救援活動のためにネットワーク「津波被害支援のためのタイNGOネットワーク」を設立しました。JVCはこのネットワークを通して、現地の人々が主体となった支援を支えていきます。
■ 支援対象地域 ■
タイ南部:
パンガー県、
クラビ県、
トラン県、
ラノーン県、
プーケット県
(プーケット島)、
サトゥーン県
■ 支援対象者 ■
上記対象地域にある漁村あるいは農村で、壊滅的な被害を受けた村の住民を中心とする被災者。大型支援の届きにくい地域の村の住民。
■ 支援内容 ■
被災者に対する中・長期的な復興支援
- 小規模漁民への船・漁具・仮設住宅の支援
- 児童館の設立
- 海岸の生態系や資源の回復
- 被害状況を管理するデータベースの構築、
ウェブサイトの開設
- 政府の支援政策に対するモニタリング・提言
- 救援活動から得られる教訓の資料化
- 生計回復のための職業訓練
- 少数民族や出稼ぎ労働者に対する人権への配慮
NGOネットワークのホームページが出来ました
2月上旬、「津波被災支援のためのタイNGOネットワーク」(英語名:The Collaborative
Network for the Rehabilitation of Andaman Communities and
Natural Resources)が結成され、事務局を務めるNGO "Sustainable
Development Fundation" のホームページで支援の必要性を訴えています。このネットワークは現在44団体からなる
"The Coalition Network for Andaman Coastal Community Support
(Save Andaman Network)" となり、より効率的な救援・復興のために様々な取り組みを行っています。(ホームページはこちら:タイ語表記のみ)
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