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| 期間 |
1990年10月〜1996年9月 |
活動分野 |
農村開発 |
| 地域・対象 |
チャイヤプーン県パクディチュンポン郡ワンヤイ村など12村
ペチャブーン県ウィチエンブリ郡サププット村など2村 |
| 関連団体 |
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背景
1970年頃までは深い森林だったチャイヤプーン県の山岳地帯は、急速な工業化の過程での森林の伐採と換金作物の栽培により、見渡す限りのはげ山となってしまいました。そのため、土壌の流出、水源地の枯渇、雨の減少など激しい環境破壊が進み、農業が困難になってしまいました。また、農薬や化学肥料などへ投資が増える一方で、生産物の価格暴落などにより、農民の借金は膨れ上がって、出稼ぎを余儀なくされています。
目的
- 自然農業とアグロフォレストリー(林業と農業を組み合わせた方法)を普及することを通して、自然環境を豊かにします。
- 人々の社会経済的な状況を改善します。
- 在来の智恵を基盤にして、地域社会の中で新しい生き方を実践できるような人材を育成します。
活動内容
- 自然農業とアグロフォレストリーを奨励
- 1991年ワンヤイ村に植林農業センターを建てて、タイ人スタッフが常駐して、植林、自然農業のモデル農園として研修の機会を提供しました。山の斜面で行う等高線農業(等高線に沿って生垣を作り、その間に穀物などを栽培する)、自然農法による稲作、アグロフォレストリーなどのトレーニングを行いました。1993年からはJVC独自のトレーニングを他地域の農民を受け入れて行えるようになりました。
- 相互扶助活動
- 村単位でグループを作り、さらにそれらをまとめて「自然保護農民委員会」を作って、その活動を側面的に支援しました。会員は1992年の結成時には120世帯でしたが、1996年には440世帯になりました。会員は貯蓄グループに入り、貯金をすると同時に、希望者に低金利で貸し出して、生活の向上を図りました。
結果
1993年にチャイヤプーン、ペチャブーン、ピサヌローク県の各プロジェクトを統合して農民会社を作りましたが、地域が離れており、運営が難しくなって、1996年には分裂してしまいました。そのため、同年、プロジェクトとしては終了することにしました。しかし、1997年からは、無農薬の野菜グループがバンコクの消費者と提携して野菜を届ける活動をはじめ、JVCは保冷車の貸し出しなどで側面的に支援をしています。
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