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| 期間 |
1988年2月〜1996年9月 |
活動分野 |
農村開発 |
| 地域・対象 |
ブリラム県ランプライマート郡ムアンフェーク村など22村
ムアンフェーク村40世帯など22村で594世帯 |
| 関連団体 |
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背景
ブリラム県は東北部コラート高原に位置していますが、JVCの活動地であるランプライマート郡はほぼ平坦で開墾されており、主には自然の降雨を利用した天水田稲作が行われています。約100年前まではほとんどが森林に覆われていましたが、1960年代以降換金作物栽培が導入されたために、森林は急激に減少しました。それまで営まれていた、水田を耕して主食の米を作り、副食物は森林から採ってくる暮らしは、換金作物を売って副食物を買う生活となってしまいました。そのため、干ばつになったり、雨が不定期に降るようになると、乾季には食べるものにも事欠き、借金返済のために海外に出稼ぎに行く人も増えてきました。
目的
- 自然農業とアグロフォレストリー(林業と農業を組み合わせた方法)を普及することを通して、自然環境を豊かにします。
- 人々の社会経済的な状況を改善します。
- 在来の智恵を基盤にして、地域社会の中で新しい生き方を実践できるような人材を育成します。
活動内容
- 複合経営農業を奨励
- 環境を収奪するような近代農業から生態系を破壊しない環境保全型の農業へ転換します。水田の一角に池を掘り、乾季にも水が確保できるので、池の周辺で果樹、野菜、香辛料が1年中確保できます。また、農地に多様な草木を植えることで、土壌は肥沃になり、自給用の生産物が増え、支出が減ります。1994年には自然農業研修センターが完成して、研修する機会が増えました。
- 小中学校および青少年支援
- 小中学校で池を掘り、魚を養殖したり野菜を栽培したりして、給食に使い、日に一度は栄養のある食事を学童に提供しました。また、子どもたちが環境を破壊しない農業を学んでいく場を提供しました。
- 環境保護
- 農地や各家の敷地に木を植えて、森林を増やしていきました。果樹は家計の足しになり、燃料樹は自然林の破壊を食い止めました。
- 相互扶助活動
- 村単位でグループを作り、さらにそれらをまとめて農民委員会を作って、その活動を側面的に支援しました。相互扶助のための活動や牛銀行などの活動をしました。
結果
1993年にチャイヤプーン、ペチャブーン、ピサヌローク県の各プロジェクトを統合して農民会社を作りましたが、地域が離れており、運営が難しくなって、1996年には分裂してしまいました。そのため、同年、プロジェクトとしては終了することにしました。
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