農を通したタイと日本の学びあいを目指して

JVCはタイでは以下の活動をしていました。

【１】農村派遣研修

タイの農村で出会い、学びあう

そこに住む農民の視点から開発や国際協力を考えることができるよう、研修プログラムやスタディーツアーを通じた農村滞在の機会を提供し、持続的な社会の実現に向けて実質的かつ積極的に取り組む人材を育成してきました。

【２】日・タイ若手農民交流

日本とタイの若手農家による国を越えた仲間作り

タイでは、若者の農業・農村離れが著しい中、農村に残って農業に従事しながら、地域の持つ豊さを発信し、持続的な生活を営もうと志す人々が出てき始めています。このような人々が孤立せず、自信と誇りを持って各地域で実践を積み重ねていけるよう、交流を通した仲間作りを目指しました。

【３】在タイのビルマ人労働者とその家族の命を守る

津波によって明るみに出たビルマ人労働者

2004年末のスマトラ島沖津波によってタイ南部6県が被災しました。これを受け、JVCは被災地での緊急・復興支援を実施しました。JVCは当初からタイで暮らすビルマ人労働者を視野に入れた支援を展開してきました。その中で徐々にビルマ人労働者とその家族の健康面での課題が明らかになってきました。

「津波」から６年、求められるビルマ人労働者支援

津波直後は国内外から100団体以上が支援に入りましたが、６年が経過したいま、ほとんどの団体が撤退しました。現地で暮らすビルマ人労働者とその家族は、病気や怪我など健康面に不安を抱えており、今なお継続的な支援が求められています。