自然豊かな国から経済発展へ
"豊かな国"、タイ
タイの国土はインドシナ半島中央部からマレー半島北部から成り、北部にはチャオプラヤー川の4大支流が流れ、東北部にはラオスとの国境を接するメコン川が流れています。中部に広がるデルタ地帯は東南アジア最大級の稲作地帯となり、そこから世界各国にタイ米が輸出されていく豊かな農業国です。水と森に恵まれたタイでは、1960年代まで、その豊かな自然資源を基盤に人々は生活していました。
また、タイは仏教国であり、国民の約95%が仏教国です。日常生活の様々な場面で仏教信仰が根付いています。
最大のコメ輸出国
タイの年間コメ輸出量は700万~900万トン(精米換算)であり、世界各国に輸出されています。タイ米の産地である中部タイでは、一年に二期作、三期作でコメを生産しています。タイで作られているコメの一つにジャスミン米(香米)があり、アジア・アフリカ・中東の各国に品質の高い高級米として輸出されています。
経済発展を遂げた中進国
タイでは1960年代から政府による社会経済開発計画が掲げられ、インフラ整備が行なわれ、海外からの投資も積極的に受け入れてきました。政府の積極的な工業化により、大規模な経済開発が行なわれました。
タイの首都バンコクは、経済活動の中心であり、仕事を求めて農村からバンコクに出てくる人も多く、首都の人口は徐々に増大していきました。タイ国内の所得水準も上昇し、教育の高学歴化も進む一方、都市と農村の経済的な格差が拡大しました。その結果、都市部ではスラムと呼ばれる地域が見られるようになり、そこに住む人々の多くは農村からの出身者です。
経済発展はタイの農村社会にどのような影響を与えたのでしょうか。
→「タイの農村と農業の変遷」へ
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