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現地ブログ from タイ

農村からの風便り ~日本・タイ~

日・タイ若手農民交流の活動を通して、日本とタイとをつなげる手がかりと、そこから生み出されてくるものを探します。
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2016年11月7日~18日までの12日間にわたって、タイの農業・農村開発NGOの若手スタッフ12名が来日し、日本国内の有機農業、そして関連する流通・食・教育の関係者らの実践を学ぶ交流プログラムを実施しました。ここでは数回にわたって、このプログラムをレポートします。

※本事業は、国際交流基金アジアセンターの助成を受けています。

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バンコクで開かれたTPPセミナーにJVC理事・天明氏が登壇

タイ事業担当 下田 寛典
2016年1月13日 更新
約70名が集まったTPPセミナー約70名が集まったTPPセミナー

2015年12月18日にバンコクでTPPに関する市民集会が開かれました。これはタイのNGOのオルタナティブ農業ネットワーク(AAN)、HIV/AIDS感染者連盟、消費者連盟の3者共催で開かれたセミナーです。AANはこれまでJVCタイが活動する際に助言・協力してくれた団体です。

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招へいしたタイ人と福島県を歩く【2】

タイ事業担当 下田 寛典
2015年8月 6日 更新

3月11日、南相馬市を後にして向かったのは宮城県伊具郡丸森町。丸森町の筆甫地区は福島県に隣接し、原発事故後も県境を越えて放射能被害のあった地域です。筆甫地区は福島県と同等の被害があったものの、補償の点では県の違いから福島県内と同等の補償を獲得するのが難しかったと言います。筆甫地区まちづくりセンターの吉澤さんは地域住民の補償を獲得するために住民と共に粘り強く東京電力に対して交渉を続けてきたと言います。(詳細はこちらの記事をご参照ください)

筆甫まちづくりセンターの吉澤さん筆甫まちづくりセンターの吉澤さん
筆甫地区の経験を学ぶタイ参加者筆甫地区の経験を学ぶタイ参加者

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招へいしたタイ人と福島県を歩く

タイ事業担当 下田 寛典
2015年7月 8日 更新
大熊町役場のいわき市出張所にて大熊町の震災以降の経緯を学ぶタイ人参加者(右2名)大熊町役場のいわき市出張所にて大熊町の震災以降の経緯を学ぶタイ人参加者(右2名)

タイから招へいした2名は、3月9日に福島県いわき市に入り、翌、10日に国道6号線を北上し、富岡町、南相馬市を訪問していきました。
いわき市では、水産加工業の協同組合を訪問し、この間の復興と再生に向けた取組みに耳を傾けました。また、大熊町からいわき市に避難されている方々が暮らす仮設住宅に足を運びました。仮設住宅で暮らすお母さんは、「震災から4年が経過するなかでいまだに大熊町には戻れません。子どももこちらに転校して友だちもできてきたところ。大熊町に戻りたい気持ちはありますが、いわき市での新しい暮らしを模索したほうがいいのかな、と感じています。」と複雑な思いを聞きました。

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福島原発事故の経験と教訓をタイに発信

タイ事業担当 下田 寛典
2015年3月27日 更新
3月13日に福島市内で開かれた会議(2015年)3月13日に福島市内で開かれた会議(2015年)

2015年3月に仙台で開催された第3回防災世界会議を前に、福島原発事故の経験と教訓を世界に発信することを目的とした「市民が伝える福島 世界会議」が3月13日に開催されました。

JVCはこの会議の主催団体である「ふくしま地球市民発伝所」と協力してタイ人2名を招へいしました。

タイは1950年代から原子力の研究開発、および原発建設計画の検討が始められました。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、一旦はこの建設計画の話は止まりましたが、それまでの間で建設候補地が数か所に絞られてきました。

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宮城県伊具郡丸森町の筆甫地区の訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 8日 更新
タイのインターン卒業生の吉澤武志さんタイのインターン卒業生の吉澤武志さん

6月27日は宮城県伊具郡丸森町の筆甫(ひっぽ)地区を訪問しました。筆甫まちづくりセンターの事務局長を務める吉澤武志さんからお話を伺いました。吉澤さんは、JVCが主催するタイの農村で学ぶインターンシッププログラムの6期生の卒業生です。

筆甫地区は、福島県との県境にある宮城県の山間地域です。当時を振り返って吉澤さんは言います。

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福島県二本松市の若手農家を訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 4日 更新

26日の午後は福島県二本松市に移動。二本松市東和地区で農業を始めた菅野瑞穂さんを訪問しました。

農場でお話を伺いました農場でお話を伺いました

大学卒業後、農業を始めようと菅野さんが福島に戻って1年ほど経った時、東日本大震災が発生し、原発事故が起きました。

きぼうのたねカンパニーを立ち上げた<br/>管野さんきぼうのたねカンパニーを立ち上げた
管野さん

「この地域では早くから農業は再開されたのですが、1年目は作っても食べられるかどうかの不安もあったし、売れるかどうかという不安もあった。震災後の1年目は、とりあえず作るしかなくて、売れなかったら損害賠償をするしかない。まずは作って土壌がどうなっているのか、野菜に放射能が移行するのか、そういった現状を確かめよう、と取り組み始めました。」と当時のことを振返った菅野さんは、現在、きぼうのたねカンパニーという会社を立ち上げ、交流イベントを積極的に実施しています。

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原発建設反対運動の実際

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 4日 更新

26日、小高区に住んでいらした福島農民連の亀田さんからお話を伺いました。

1988年に設立された農民連は安心・安全な農作物を生産し消費者に届けることを運動の中心に活動していました。原発事故以降、福島の農産物の安全性を確保する取組や、消費者の理解を深めるための活動を進め、他方で、太陽光発電の設置も積極的に進めてこられました。

亀田さんからお話を伺う亀田さんからお話を伺う

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南相馬市小高区を訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 4日 更新

6月25日の午後は、南相馬市小高区塚原行政区の区長でいらっしゃる今野由喜さんに小高区を案内していただきました。

避難区域が再編されはしたものの、小高区はいまだに宿泊が認められていません。小高区と接する浪江町との境まで足を延ばしました。道中、いたるところで除染の作業をしている姿が見られましたが、除染後の土壌は仮置き場がまだ決まっておらず、仮仮置き場に一時的に置かざるを得ないとのことでした。

小高区を案内してくださった今野さん(左)小高区を案内してくださった今野さん(左)

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南相馬市の放射能測定センターを訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 1日 更新

6月25日は、JVCも活動する南相馬市を訪問しました。
午前中は、放射能測定センターを訪問しました。ここでは、南相馬市の空間線量を半年ごとに測定し地図に落としていく作業をしています。センターの神谷さんは、「可視化することで、地域のどこで線量が高く、またどこで線量が低いのかがはじめて分かります。また、半年ごとに測っていく事で、時間の経過と共に線量がどう変化しているのかも分かります。」と案内してくださいました。

ご案内してくださった神谷さんご案内してくださった神谷さん
放射能測定センターの活動に耳を傾けるタイ人放射能測定センターの活動に耳を傾けるタイ人

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