\n"; ?> JVC - 南相馬市の放射能測定センターを訪問 - 農村からの風便り ~日本・タイ~

南相馬市の放射能測定センターを訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 1日 更新

6月25日は、JVCも活動する南相馬市を訪問しました。
午前中は、放射能測定センターを訪問しました。ここでは、南相馬市の空間線量を半年ごとに測定し地図に落としていく作業をしています。センターの神谷さんは、「可視化することで、地域のどこで線量が高く、またどこで線量が低いのかがはじめて分かります。また、半年ごとに測っていく事で、時間の経過と共に線量がどう変化しているのかも分かります。」と案内してくださいました。

ご案内してくださった神谷さんご案内してくださった神谷さん
放射能測定センターの活動に耳を傾けるタイ人放射能測定センターの活動に耳を傾けるタイ人

このセンターでは、市民が持参した食品や飲料水、土壌の検査もしています。私たちが滞在中にも複数の市民の方が食品や土壌を持ち込まれていました。

食品の放射能測定のやり方の説明をいただいた食品の放射能測定のやり方の説明をいただいた

神谷さんからタイの方へのメッセージとして、次のような言葉をいただきました。

「原発はトイレのない家を造るようなものです。原発を造る、ということは、排泄されたものは家の中に置いたままにして、それと共に暮らしていく事を選ぶということです。それをぜひ忘れないで下さい。そしてタイに戻ってから周りの人に日本での経験を伝えてください」

今回のプログラムに参加したタイ人たちは、実際に現地を訪問し、そこで活動する日本人の言葉に大いに刺激を受けている様子で、質問が止みません。タイ人たちが意欲的に学んだことを、タイでいかに広げていくか。JVCもタイの人たちと一緒に伝え方についても考えていきたいと思います。