昼下がりの午後、気持ちの良い風に吹かれて休憩をしていると遠くからトラックの音。だんだんこちらに近づいています。5月30日、トラックに乗せられ水牛がカオデーン農園にやって来ました。
「カオデーン農園にやってきたコバヤシ」 白い毛並から透けて見えるピンク色の肌、全体で見るとピンク色の水牛です。目は少し小さめな少しツンとした顔。連れて来られたときに暴れたのか後ろ足から血が出ていました。名前はデーンさんの好きな日本の苗字「小林」に即決定です。「コバちゃん」とでも呼びましょうか。初めての環境に少々戸惑っている様子でしたが、時期に慣れていくでしょう。黒い水牛のベニちゃんとうどん(ベニの子ども)と仲良くしてくれたらいいです。
カオデーン農園で行っている「プチ牛銀行」※の一環として、インターン修了生の一人が出資をして今回水牛を購入しました。ベニちゃんに続き牛銀行で2頭目です。
コバちゃんには重大な使命があります。耕起用に訓練し、今年の田植えで少しの面積だけでもコバちゃんを使って耕起することです。水牛での耕起!この数十年、東北タイで見ることの出来なくなった風景がここカオデーン農園で蘇るのです。決して効率の良い作業ではないですが、実行することに意味があると思うのです。ガソリンが無くても暮らしていける、農業を続けていけるということをコバちゃんで実証することが出来ます。
お米の苗は5センチ程に育ち、天候がよければあと2、3週間ほどで田植えが出来ます。今年は昨年田んぼだったところを池にしたのでお米の収量は昨年よりも少しだけ多くを目標にするそうです。カオデーン農園の一員として一緒に頑張ろう!よろしく!コバちゃん。
※「プチ牛銀行」…一頭目を出資してもらい、子どもができたらその子どもを売って出資者に利子つきで返していくこと。カオデーン農園では小規模でやっているので「プチ牛銀行」と呼んでいます。