雨の降り続いた合間の晴れ渡った日、カオデーン農園ではいよいよ米作りの始まりです。昨年は田植えから米作りを体験させてもらいましたが、今年は苗作りから見ることが出来るのでウキウキ気分で田んぼに向かいます。
先日、デーンさんが先に用意した苗が何度かの強い雨にさらされましたが、何とか生き延びているみたいです。やはり苗作りから自然との闘いのはじまりです。デーンさんはいつも雨が降るのか心配しながら空を見ています。
今日はデーンさんの叔父さんがトラクターで耕起をしてくれ、そのあとに泥を平らにするために切り取ってきたバナナの樹を引いていきました。その様子はまるで人間が水牛になったようです。
水牛といえばデーンさんはそろそろ水牛で耕起をしようと計画中です。それにはデーンさんともう一人、水牛が使える人が必要だそうです。水牛は一度きちんと訓練したら後は簡単に使いこなせるらしいです。
トラクターが登場する前のイサーンでは水牛を使って耕起していましたが、現在ではトラクターに取って代わられました。水牛での耕起は時間がとてもかかるらしいですが、時間の流れ方が今とは違っていたのかもしれません。水牛が田んぼの中をゆっくりと歩く姿を見るのが待ち遠しいです。
さて、話は苗作りに戻ります。籾を3日間ほど水に浸しておくと、籾から小さな白い芽が出てきます。
■発芽した籾この小さな芽があの黄金色に輝く稲穂となるのです。発芽した籾を田んぼに手で満遍なく蒔いていきます。これが私には難しく、遠くに投げたつもりでしたが足元にたくさんの籾が落ちているのをデーンさんに注意されました。
苗作りの際にはどのくらいの土地にどのくらいの苗を作って、どのくらいの面積に田植えをするかを考えなくてはなりません。また、一年間自分たちが食べていく分を計算し、日照りや雨が降りすぎて稲がダメになることも頭に入れておかなくてはならないのです。
私には全くと言っていいほどわかりませんが、それは経験なんだとデーンさんは言いました。経験豊富な農家は籾の量を見ただけでそれらのことが分かるそうです。
あとは自然次第です。今年は雨が多いのか少ないのかを知ることはもちろん不可能です。全て自然に任せて苗の成長を待つのみです。香り米、赤米、もち米、黒もち米、この4種類のお米が今年のカオデーン農園で食べられることとなるでしょう。
今年は昨年よりも米の収量が上がりますように。

