
前南アフリカ事業担当:原田恭子
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南アフリカにおけるHIV感染者は500万人と世界でもっとも多く、毎日600人もの人がAIDSで亡くなっています。一家の働き手が病気になることで収入が減る一方で、医療費などの支出は増え、HIV/AIDSは貧しい家庭を直撃しています。また、衛生や栄養状態が悪い中で病状が悪化したり、十分な治療をうけることができずに亡くなる人が多くいます。母子感染で生まれ幼くして病に倒れる子ども、親をAIDSで亡くした孤児も増えています。JVCが農村や都市で活動する中でも、HIV/AIDSの影響を感じる機会は日に日に多くなっています。
南アフリカの民主化から10年、JVCでは南アフリカで活動する中で避けて通れないHIV/AIDSの問題に本格的に取り組むことを検討し、2004年5月から、南アフリカでもっとも貧しい州に数えられるリンポポ州、ムプマランガ州で、新しいプロジェクト立ち上げを視野に入れた調査を開始しました。3ヶ月ほどの間、両州のHIV/AIDSの状況、医療保健サービスの状況、現地のNGOや感染者グループの状況、また、影響を受けている村の人々の状況などを調査し、これらの地域でのHIV/AIDS予防・ケアーのためのプロジェクトの可能性を探ります。
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