イラク・ヨルダン現地情報
3月27日から30日まで、イタリアのローマの南30Kmほどの街ヴァレトリにイラクの市民団体から46名、国際団体から36名余りが集い、イラク市民社会を支援する連帯会合(Iraqi Civil Society Solidarity Initiative)が開かれ、これに参加した。
イラク人の靴磨き
ダマスカスでは毎度ホテルの前にたむろする靴磨きにしつこく付きまとわれて閉口する。
慈善のつもりで良いと言いながら高い値段を吹っ掛けて来ることが少なくないからだ。
バレンタイン
2月14日と言えばバレンタインデー。日本ではJVCもメンバーのJIM−NET(日本イラク医療支援ネットワーク)のチョコレート募金キャンペーン「限りない義理の愛作戦」が山場というわけだ。
このバレンタインデーは、日本ではチョコレートを贈るイメージが強いが、諸外国では恋人たちの記念日ということで、愛する人に贈り物をする日ということになっていて、贈り物は別にチョコレートに限らない。
1月28日(水)事前投票が始まった
1月31日にイラクでは地方議会選挙が始まる。今回の選挙から、投票日の本番当日に先立って、当日の警備に当たる軍や警察の関係者や病院の医師などは事前投票ができることになった。28日からその事前投票が開始された。モスル在住の小児病院の医師は早速この日に投票したとのこと。どこに投票したのかは秘密だそう。
1月31日に迫った地方議会選挙を前に、バグダッド市民の声をヨルダンから聞きました。
「2005年の前回の選挙で選んだ候補者は何もしてくれなかった。水も電気も、食べ物も、暮らしを良くしてくれるようなことは何も進んでいない。また投票に行っても、選ばれた政治家は復興のお金を自分の懐に入れるような奴らだ。投票に行くのに気が進まない」
バグダッドの友人から写真が届く。ひとつはバグダッドの中心のザウラ公園で子ども連れの家族がくつろぐ様子。この写真を見ている限りは平和な風景が戻ったと安堵する思いだが。あくまでもこの風景は現在の一断面に過ぎない。これがずっと続いて欲しいものだ。(※個人情報のためこの写真は掲載しないことをご了承ください)
避難家族734世帯に無事に食料が配給されました
治安の悪化で約280万人の人々が国内で避難生活を送っているイラク。彼らの多くは生きるために必要な食料や医療が不十分な状態で過ごしています。
JVCは現地の団体と協力し、収入がないなど特に困難な状況にある家族を対象に、アンバール県ファルージャ市にて米と豆などの食料支援を行っています。2008年7月に734世帯に配布した際の写真と受け取り者全員のサインが現地の協力団体から届き、無事に避難家族に配布されたことが確認されました。
食料配給ができたのはファルージャにいる国内避難民の約2割。まだバクダッドから逃げてきた人を中心に3,000家族以上が元の居住地に戻ることができません。JVCは支援を続けながら引き続き避難民の状況を追いつづけます。