
開発教育ボランティア: 江原広美
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テーマは平和。小学校から大学までの現役の先生方とJVCスタッフ、ボランティアが集まって、製作しました。毎月1〜2回のミーティング、夏休み中の現地へのスタディーツアーを通して出来上がりました。作り上げる途中でも、現地パレスチナの情勢はどんどん変わり、変わり行く状況の中で、教材として普遍的なもの、変わる情勢に対応できるものを盛り込むために、多くの議論を重ねました。パレスチナの箱は、成長する箱です。いろいろな実践や状況を取り込みながら、常に変化していく箱を目指しています。箱に興味を持った皆さんも、ぜひ箱の成長に手を貸してください。皆さんの実践ひとつひとつが、箱の栄養となっていきます。『課題を見つけ、状況を変えるために行動に移していく。』JVCのスタイルを一緒に体験してみましょう。
アイテム
パレスチナの箱は、『物』『本』『学び』3つのカテゴリーから成り立っています。
- 『物の箱』
- パレスチナの人々が、生活の中で使っている道具や伝統的な衣類・子ども達の使っている文房具など、いろいろなものが詰め込まれています。日本にもあるけどアラビア語やヘブライ語で説明が書かれているもの(コーラやスプライトの空き缶など)、香辛料などの食材や死海の水まで入っていて、五感を通してパレスチナを感じることができます。
- 『本の箱』
- パレスチナに関する、書籍・ビデオ・各種資料が詰め込まれています。写真集やルポルタージュ、エッセイや小説も紹介されています。より深くパレスチナを知り、感じるために、また、メディアリテラシーを考えるうえでも、様々な使い方が期待できます。
- 『学びの箱』
- パレスチナを通して、真の平和について皆で考えていくための仕掛けが、たくさん紹介されています。ワークショップで出されたいろいろな指導案やチームのメンバーの実践記録、平和を考えるためのアクティビティーなど、教育や体験の現場ですぐに使えそうなアイデアや資料が詰め込まれています。
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■インティファーダの石とゴム弾 |
■子ども達からのメッセージ |
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■パレスチナの衣装 |
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