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イスラエル・パレスチナのイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の学者と日本の仏教学者による対話
「パレスチナ問題」を考えるとき、イスラエル・パレスチナを聖地とす
るイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の3つの宗教を避けて通ることは
できません。長い歴史のなかでこれらの宗教は時には重なり合い時には
対立しながら、この地域の社会を構成し、文化や伝統を築いてきたから
です。私達がこの問題の平和的解決を考えるとき、これらの宗教がどの
ように共通の平和観を持ち、社会と関わり、また他宗教について語って
いるのか、知る必要があります。宗教は問題の要因にもなり得ると同時
に解決に役割を果たせる可能性もあると考えます。
今回、イスラエル・パレスチナから、イスラム教、キリスト教、ユダ
ヤ教の神学者であり教育者である方々を日本にお招きし、日本の仏教者
も交え、それぞれの宗教と社会の関係そして宗教が平和な社会を築くた
めに果たしえる役割について語り合います。
日時 |
2007年11月12日(月)
19:00〜21:00(開場18:30) |
会場 |
増上寺慈雲閣 |
会場までの
アクセス |
最寄り駅:地下鉄「大門」「御成門」「芝公園」
山門に向かって一番左手の建物です。
地図:http://www.zojoji.or.jp/map/
境内案内:http://www.zojoji.or.jp/keidai/
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スピーカー |
イスラム教シェイフ バラカット・ハサン氏
エルサレムにあるアル・クッズ大学で宗教教育法コースの修士号を取
り、その後エジプト、カイロにあるアラブ連盟付設アラブ研究所にて博
士号を取る。現在、パレスチナ自治政府教育省カリキュラムセンター人
文社会学局人文部長とアル・クッズ大学講師を務める。
キリスト教司祭 ジャマル・ハデル氏
1988年に カトリック司祭となる。バチカンの教皇庁グレゴリウス大学
で神学の修士号と博士号を取得し、その後パレスチナ西岸地区のベイトジャラカト
リック神学校及びベツレヘム大学で教鞭を執る。現在はベツレヘム大学
宗教学部長を務める。
ユダヤ教ラビ イェホヤダ・アミル氏
ヘブライ大学で修士号及び博士号を取得し、その後同大学の助教授を務
めた。現在は、ヘブライユニオン大学のイスラエル・ラビ・プログラム
長と現代ユダヤ思想の教授を務める傍ら、国際ローゼンツヴァイク会の
代表メンバー及びイスラエル改革運動宗教行動センター理事も務める。
仏教僧侶 戸松義晴氏
ハーバード大学大学院神学校で生命倫理と仏教の社会性を学び、修士号
を取得後、社会に関わる仏教の研究を進める。浄土宗本還寺と心光院の
住職を務める傍ら、浄土宗総合研究所専任研究員、浄土宗平和協会専門
委員、慶応大学医学部医学統括教育センター講師を務める。
コーディネーター 小林和香子
(日本国際ボランティアセンター エルサレム事務所代表)
注;当日は英語で開催されますが、日本語同時通訳がつきます。
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参加費 |
1000円(学生700円)
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定員 |
100名 |
共催 |
アーユス仏教国際協力ネットワーク (http://www.ayus.org/)
浄土宗平和協会 (http://www.jodo.or.jp/)
日本国際ボランティアセンター (http://www.ngo-jvc.com/) |
協力 |
日蓮宗国際協力基金、孝道教団 |
助成 |
孝道教団、国際交流基金、日蓮宗国際協力基金 |
問い合わせ先 |
アーユス仏教国際協力ネットワーク
TEL 03-3820-5831
e-mail:mika@ayus.org(担当 枝木)
日本国際ボランティアセンター
TEL 03-3834-2388
e-mail:jvc-jer@ngo-jvc.net(担当 藤屋) |
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