JVCのポリシー
緊急対応・人道支援の活動について
JVCでは、紛争時の緊急支援活動や人道的観点からの活動に関して、以下のように位置づけています。
意味と目的
- 紛争・災害などによって脅かされる人権や生命を守る。
- 紛争・災害(環境破壊などをふくむ)の地域で活動することを通して、背景にある構造的な問題を理解する。
- 平和をつくる過程に参加する(紛争予防や紛争後融和に関わる)。
- 紛争や関連する援助のあり方等に関して、実働型NGOとしてのJVCの見方・考え方を日本社会に発信する。
- 実際の援助実施において、援助の不均衡を是正する。
とり上げる基準
以下の要素が関係している場合を優先的にあつかいます。
- 日本社会との関わり。日本市民として責任がある場合に関わること。たとえば、(日本の)ODA、自衛隊、企業などが関係する場合。
- 一画的な価値判断や報道によって、国際社会が非常にかたよった対応や援助を行っている場合。たとえば政治的な理由で、意識的に報道がなされていないような場合。
- JVCに力量(人・金・時間・エネルギー・・・)があること。
- JVCが活動している地域でおきた場合。
実施する場合の配慮点
- 事前に現地情勢の分析を行うこと。
- 活動強化のためのネットワークを築くこと。
- 現地で、活動・連絡の核となる人(グループ)を確保すること。
- 見えてきたもの・わかってきたことを日本社会に伝え、さらにその蓄積を活用すること。