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JVCラオス訪問して その1「NGOの役割と活動について」

11期インターン 金森 史明
2009年3月10日 更新

2月1日までにビザの関係でタイ国外に一度出る必要があったので、この機会を利用して2月1日から2月2日にかけて隣国ラオスのサワナケート県にあるJVCラオス事務所をデーンさん、森本さん、宮田さんの4人で訪問し、スタッフの平野さん、グレンさん、フンパンさん、ブンシンさんからお話を聞かせていただきました。お話を聞いて、たくさんのことを感じ、考えることができました。そのなかで、僕が特に重要だと思ったことを書こうと思います。

重要だと思ったことは大きくわけて3つです。
1.NGOの役割と活動について
2.よき市民であるということについて
3.ラオスの幸せの考え方について

1.NGOの役割と活動について

これには「情報を提供すること」と「日本と活動先の人々を繋ぐこと」とがあると思うようになりました。
 「情報の提供」に関して、例えばラオスでは村人が法律自体やその有効な利用方法、森の重要性などを知らなかったり意識していなかったりすることで不利益を被ったり生活の基盤を失ったりしていることがあるとのことでした。そういったことを防ぐために、必要な情報の提供や意識化を促進することが重要だと思いました。
 「日本と活動先の人々を繋ぐこと」に関しては、「今後は日本にある事務所とラオス事務所の連携、情報・意識の共有の促進(特にラオス人スタッフに東京事務所の仕事や資金源(ドナー)についてもっと興味を持ち、知ってほしい)」や「日本のボランティアによるラオスチームとラオス人スタッフの交流を促進したい」ということを聞き、重要だと思いました。
 日本の人々に海外の国の現状や問題について知ってもらうこと(日本への広報活動)はよく聞くものですが、その逆についてはあまり聞いたことがありません。日本やその現状・問題、そこに住む人々について海外の人々にも知ってもらうようにしてはじめて相互理解や交流、協力ができるのではないでしょうか。そのための一歩としてラオス人スタッフから始めようとしているのだと感じました。それから、「NGOは情報を提供はするが強制してはいけない、住民にその情報を利用するかどうかを選んでもらうことも大切だ」ということを聞き、これも非常に重要な点だと感じました。住民に強制しても長続きはしないだろうし、反発をまねいてかえって逆効果ともなりかねないと思うからです。またNGOが強制して住民に利用させることは、NGOへの依存心を住民に持たせる危険性もある(NGOがずっとその住民と一緒にいるのならば別によいとも思いますが)と思うからでもあります。
 このほか、「ラオスの土地問題(ラオスの土地は全て国家・政府が所有するものとされており住民や企業は管理権・使用権しか得られない。また権利の期限等は特に明確になっておらず、行政官の一存で取り消されるといったこともありえる)のように、国レベル郡レベルでしか解決できない問題もあり、これらには国際NGOがいくつか集まってネットワークを構築し、国家・政府に対して政策提言を行い問題解決にあたることも必要だ。問題解決のためには、国家・政府からのトップダウンと住民・国民からのボトムアップで取り組む必要がある」と言っていました。これを聞いて、住民とNGOの役割分担というか、住民にできること・住民がするべきことは住民が行い、NGOはそれを横取りすることはせず、住民にできないこと・NGOにしかできないことをするということが重要だと思いました。

(その2につづく・・・)


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