
第11期のインターンとして本プログラムに参加している金森史明です。これから研修に日々を綴っていく前に、研修生として参加している自分たちのことを簡単に紹介したいと思います。
本プログラムに参加する前は、NGOスタッフとして国際協力に関わっていました。そのうちに、だんだんと国際協力や援助のあり方について考え直すことが多くなりました。そんな折に、本プログラムの参加者募集チラシを見て応募しました。
応募しようと思った理由は三つありました。理由のひとつは、タイの農村で約11ヶ月暮らすという点でした。学生時代にインドへ行き、そこでたまたま農村を訪れる機会がありそのときに「農村で暮らしている人たちはどんな人たちで、どのような暮らしをしているんだろう」という疑問を覚えました。そうは思っても、そのまま農村に住むほどの度胸もなくそのまま日本へ帰国しましたが、いつかは外国の農村で暮らしてみたいと思う気持ちが心の片隅に残るようになりました。
続いて二つ目の理由は、日本の食糧自給率の低さについて知ったことです。私が知ったときは約39%という数字でした。日本は食糧の約60%を外国に頼っているということになります。もし、外国から食糧を輸入できなくなってしまったとしたら日本人の約6割は飢え死にするかもしれません。そこで、単純な私は「食糧自給率が低いといっても、日本国内で農業をやっているじゃあないか」と考えました。しかし、日本の食糧自給を担う農業を営んでいる方々の数は年々減っていて日本の食糧自給の未来は危ないらしいのです。農業を営む方々が減っていることの理由のひとつに「農業はつらい」ということがあるそうです。そこで、私は「本当に農業はつらいのか?」ということを確かめるべく、農業をやってみようと思うに至ったわけであります。
上記二つの「外国の農村で暮らしてみたい」と「農業を体験してみたい」という希望を両方満たしてくれそうなのがこの「タイの農村で学ぶインターンシッププログラム」だったというわけです。
最後に、三つ目の理由ですが、これは冒頭にも書いたことそのままです。国際協力NGOのスタッフとしてまがりなりにも国際協力や開発に関わっていたときに、目標や目的、あり方について考え直すことが多くなりました。
日本は先進国とよばれています。先に進んでいる国と書いてあります。しかし、日本国内の問題や、日本を含めた資源やエネルギーの大量消費の問題、環境問題、先進国による世界への問題等を目にするようになり、実際にそうなのだろうかと思うようになりました。ある視点からはそうかもしれません。けれども、もっと違う進み方もあったのではないか、あるいは今からでも目指せる進み方があるのではないかと感じるようになりました。本プログラムの派遣先であるタイの東北部は国際協力や開発の対象とされているところでもあります。そこで長期間過ごすことによって、新しい視点からこれらを考えることができるのではないかと思い、本プログラムに応募することを決めました。
今はタイでの生活に慣れることで精一杯ですが、少しずつ、タイと日本との相違点を見つけつつ、上記の自分のなかの課題について考え取り組んでいこうとしています。