1月12日から、タイにおけるNGO活動はどんなものかを知るため、ヤソトーン県ルンノクター郡にあるグリーンネット事務所にお世話になっています。グリーンネットは“Live Fair, Live Organic” というスローガンを掲げ、有機農業の普及やフェアトレード事業などに取り組むタイのNGO団体です。タイ国内8県に有機米、果物、野菜、加工品など全部で12のグループを持ち、会員と職員合わせて1200人ほどの規模を持つ団体です。
その中で、私と金森さんが滞在しているヤソトーン県は有機米グループとして活動しています。有機のジャスミン米を生産し、精米所を同時に経営して有機米をタイ国内に卸すほか、ヨーロッパに輸出しています。
有機農業グループの生産者会員は80人、グループ設立当時は200〜300人いたそうですが、研修や農業技術指導を行った過程で減少し現在の数になったそうです。有機農業グループ活動の中心を担っているのが15人の委員会です。
最初、有機農業を始め、有機米を作ったものの売り先がなく困っていました。そこでグリーンネットが有機米を全て買い取り、売り先を探すというシステムを取り入れました。
現在私と金森さんがお世話になっている事務所には、イェさん(男性)、ポムさん(女性)の夫婦と4ヶ月前からスタッフになったマートさんが働いています。そのほかに、精米所担当スタッフ、委員会の人が来て仕事をしています。
イェさんは農業・農村開発担当であり、生産者会員の田圃を回って毎年変化する農業状況の書類作りや研修のコーディネート、村での生産者会議などを行っています。イェさん自身、家庭は農家ではないそうですが農業の知識や技術は活動で出会った農民に教えてもらっているそうです。ポムさんは精米所の経営管理を担当しています。生産高や売り上げを把握し、生産者である農民と販売者であるグリーンネットを繋ぐ役割の仕事でもあります。
生産者会員と話すスタッフ(左:グリーンネットスタッフのイェさん)私たちはイェさんと一緒に毎日生産者会員の田圃に行き話をしたり、生産者会議に参加したりなど、行動をともにしながらタイのNGOスタッフがどのような活動をしているのかを学んでいます。この時期は次年度に向けての書類作りのような作業しかないとイェさんは言っていますが、村を訪問する際のNGOスタッフと村人の関係を見るのには非常に勉強になる環境だと思っています。様々な疑問を彼らにぶつけていきたいと思います。