タイに来て夢中になってしまった食べ物、それは「田ガニ」です。日本では食べたことがないのは勿論のこと、化学肥料や農薬を使用している田圃にカニはいません。カニをはじめとして、魚、虫など田圃に生息している生き物はそのような環境では生きられないのです。
稲刈りの期間には田圃にカニが溢れ、稲刈り終了後の今の時期、乾いた田圃に直径3〜5センチメートル程度の穴の中にカニが居ます。田圃にはカニ掘りをしている農民の姿が見られます。
採ってきたカニはそのまま炭で焼いてもいいし、フライパンで炒ってもいいし、塩茹でにしてもいいです。また、ナンプラーに漬けて、イサーン料理お馴染みのソムタム(パパイヤサラダ)に入れ、風味付けに使うことも出来ます。
私が大好きなのは「オム・プー」と言う料理です。プーとはタイ語でカニを意味します。カニの甲羅をはずし、小さく潰してカニのダシ汁をとり、かに味噌を一緒に入れて香辛料とナンプラーで味付けをし、野菜を入れた料理です。カニ味噌の風味とコクがたまらなく、一緒に食べるもち米が進みます。作り方を覚えたので、勝手にカニを買って来ては作ったり、人から掘ってもらったカニを使ってオム・プーを作ったりしています。何しろ、素人のカニ堀りは、炎天下の中で1時間2匹程度しか捕れません。
田ガニ料理は市場などのお惣菜屋さんやレストランでは食べられない田舎料理です。化学肥料や農薬を使わなかったらこんなに美味しいカニがたくさん食べることができるのか!と、このようなことから有機農業のありがたみを感じている今日この頃です。
