2008年から2009年の年末年始はタイのイサーン(東北部)で過ごしました。年末年始といえば、日本ではクリスマスや元旦などのイベントがありますが、僕のいる所ではどうだったかと言うと、これと言って特に何もありませんでした。クリスマスに関しては、タイでは仏教国であることにも関係しているのか、日本のようにクリスマスツリーやイルミネーションが飾られたりサンタクロースが出没したりということはありません。普通の日と何ら変わりなく、クリスマスだということを忘れていたくらいです。ひょっとすると、僕の滞在している家の親戚の葬式があったことも影響しているのかもしれません。
大晦日や元旦も日本なら紅白歌合戦、年明けカウントダウンや初詣、日の出などと大騒ぎですが、タイのイサーンでは大した盛り上がりもなく、普通の休日(タイでは12月31日・1月1日は祝日)でした。思い返せば近所で夜中までカラオケをしている家があった気もしますが、僕はいつも通り鶏をさばいたり農作業をしたりしていました。
タイでは正月といえば4月13日から15日のソンクラーンのことらしく、1月1日は新年らしい感慨もなく始まってしまいました。こういう正月も良いものだと僕は思います。日本での年末年始の大騒ぎはマスコミや企業が煽っているのか、すこし騒がしすぎる気がします。ちなみにタイではお年玉もありませんでした。親戚が多すぎるのかもしれません。
タイで年末年始を過ごして驚いたのは、特に盛り上がりがないことよりも気温でした。タイというと南の国というイメージがあり、年中暑いものだと思っていたのですが違いました。おそらく、タイの南の方に行けばそうなのかもしれませんが、ここ、イサーンでは寒いです。特に日没から日の出までは長袖(それも厚手のもの)を着ていなかったら凍死するのではないかと思うほどです。
また、イサーンの一般的な村の家庭にはお湯の出るシャワーがないので、罰ゲームかと思うくらい冷たく、毎日震えながら水浴びをしていました。しかし、ある時、日本の神社かお寺で身体を清めたり厄落としをしたりするためにあえて冷水を浴びている人たちをテレビで見たことを思い出し、それからは毎日これと同じだと思うことにしました。そうすると、不思議なもので、いくらか耐える力が湧いてくる気がしました。何事も考え方次第で辛さが減るものですね。また、去年(2008年)の12月は若干ツイてなかったのですが、これで厄落としをして2009年は無病息災でいられると思います。