以前から、一度農園を見に来てという誘いのあったノンテー村のガンさんの農園を訪問しました。ガンさんは朝市の生産者会員であり、ノンテー村に住んでいます。農作業で黒くなった肌、少年のような瞳を持つ44歳の男性です。元々コラート出身、農作業の経験はなく、農業機械の会社で働いていたそうです。
ノンテー村のガンさん農園が7ライ(1ヘクタール強)、田んぼが29ライ(5ヘクタール弱)あり、奥さんと二人で畑を耕しています。バナナ、ココナツ、トマト、なすび・・・。畑には野菜や果物、何でもそろっています。バナナの木はなんと400本!バナナは実から葉まで食べられ役に立つので、植えられる限り植えているそうです。また養鶏もしています。畑に食べ物が揃っているので、買うのはナンプラーと味の素のみで食費はほとんどかからないそうです。野菜はポンの朝市で売るだけでなく、毎朝2時に起き一般の朝市へ配達するそうです。
ガンさんには現在二人の息子がいます。私が「夫婦のどちらかが出稼ぎに行かなきゃ子どもの養育費がまかなえないのでは?」と質問すると、ガンさんは自信満々に答えました。「高く売れる木を植林している。8年たてば一本一万バーツで売れるんだ。かなりの利益になるんだよ。」更に、野菜も、何がよく高く売れるのかを常に考え植えているそうです。
毎日農作業に追われて大変なガンさんに「嫌にならない?」と聞いてみると、「奥さんを愛しているからね」と一言。ガンさんは噂に聞く愛妻家。奥さんに一目惚れして会社を辞め、コラートからコンケンに移り住みました。「以前はきつい重労働なんてしたことなかったよ。でも愛があれば頑張れるんだ。愛が大切なんだよ。」と熱く語るガンさん。なるほど、この農園はガンさんの奥さんへの愛のカタチなのか、と思いました。愛のちからは無限だなぁと感じました。