11月9日から3日間、中間報告会と過程訪問が行われました。忙しいスケジュールの中、JVC代表の谷山さんと、トヨタ財団の方が来てくださり、私がこれまでタイでお世話になっている農家のホームステイ先の家族の紹介や有機農業をしている田んぼや畑、月曜の朝市を見ていただきました。
家庭訪問の前、ホームステイ先のお父さん、お母さんと自分たちの畑や田んぼの何が自信をもって紹介できるかを話し合いました。その結果、有機農業を長くやってきて土がとてもよくなったこと、そして畑の中に自分たちが食べられる作物がどれだけあるのかということを紹介しようということになりました。畑の中には、自分達で食べられるものがなんと70種類以上! 更に、肥料をあたえなくてもいいほどに既に土が肥えている場所があります。家庭訪問で紹介したいものがたくさんありました。
さて、それからもう一人のインターン生である金森さんの派遣先を訪問し、その後中間報告会のため、ムクダハン県のカオデーン農園へと移りました。着いた初日から電気が使えないというアクシデントが・・(木にひっかけて引っ張ってきている電線が切れた?)。それも一晩のみだったので、水道が使えない以外は(水道は地下水を電気のポンプで汲み上げるため)、ほとんど困ることはありませんでした。
カオデーン農園で報告する宮田さん中間報告会といってもそう堅苦しいものではなく、カオデーン農園という自然に囲まれた中、自由に自分の意見を言うことができました。これまで抱いてきた疑問や不安、そして自分なりの答え。そのすべてを吐き出した後、「なぜそんなに答えや結果を急ごうとするのか」という指摘がありました。自分ではそう思っていませんでしたが、周りから見るとそう見えるのでしょうか。もっと楽に構えていい、自分を縛りつけなくていい。このインターンシップ・プログラムは基本的に自由であり、何に興味を持ってもいいし、どんなことを学ぼうとしてもいい。しかしながら、何かひとつでも答えを見つけなければ、何かひとつでも結果を残しておかなければと、自分で自分を追い込み、苦しめていたような気がします。全く違う土地で何も出来ないのは当たり前なのです。それが、プロジェクトを担っていない私たちインターン生であっても、プロジェクトを担っているNGOスタッフであっても。
代表の谷山さんが「どれだけ頭で考えても、それは理解したと言えない。どれだけ人と対話するかが大切なんだ」とおっしゃっていました。私が会話のボールを投げれば、返してくれる人もいるし、返してくれない人もいます。それを何度も何度も繰り返していくことが大切なのだと思います。
今回の中間報告では、改めて自分の足元を振り返ることができた良い機会となりました。また、自分がどれだけ恵まれた環境にいることかを思い知らされました。タイでの現地コーディネーターの森本薫子さん、デーンさん、JVCのスタッフの皆さん、同期生の金森さん、インターンOBの方々、そして何よりも私のことを大切に思ってくれる日本の両親、タイのホストファミリー、自分にはこんなにも多くの人に支えられてインターン生としてタイに居ることができ、この人々のおかげで私はタイでたくさんのことを学ぶことができます。
誰のため、何かのためではなく、自分がやりたいかやりたくないか、好きか嫌いがか大切なのではないかと思っています。それは決して我が儘や自己中心的な考えてはなく、自分の中の自分を見つめることだと思います。焦ることなく、答えを急ぐことなく、自分としっかり向き合って行きたいです。
中間報告会には、偶然にもインターン4期生OBの三巻佳子さんが来てくれました。インターン時代の苦労、それから後の自分の生き方。現役インターンの私達にはかなり刺激となり、大変良いゲストとなりました。佳子さん、ありがとうございました!