ラーニングセンターでの歯みがき講座・第二弾
ラーニングセンターや、ユースアウトリーチといったFEDの運営する教育機関はただいま学期末。ラーニングセンターに到着すると、子どもたちが試験を受けているところでした。ビルマ語の問題、英語の問題、みんな頭をかかえています。わからない時は手をあげて、先生にアドバイスを求めていました。

試験を横目に、J-FUNユースの面々は台所をお借りして白玉だんごを作ります。日本から持ってきた白玉粉を練ってゆで、楊枝に2つずつさし、きな粉とあずきをまぶして完成。
その脇で、先生と年長の生徒がいっしょにお米をといだり、試験監督を終えた先生が、市場に野菜(昼食の材料)を買いに行ったり、給食の準備です。先生方が一人何役もこなしている姿は印象的でした。(私もちょっとだけ、ゆでたまごの殻むきに参加しました(^^;)

さて、私たちも給食の時間をご一緒させていただくことに。みんなに給食が渡ったら、感謝の言葉を唱えます。でも、みんなこちらを見ています。「年長者が先に食べないと、食べ始められないんだね!」とJ-FUNユースのメンバーはびっくり。
食べ終わったら、すぐに自分で食器を洗いに行きます。そして、自分のあとに食器を洗った子の洗い具合を交代でしっかり検査。「油が残ってる」「ごはんがついたまま」と厳しいチェックが入ってやり直しになる子も。先生も子どもに厳しくチェックされていましたよ。
今日は特別デザート・白玉だんごの登場です。日本のお菓子であることを紹介し、日本語で「いただきます」とあいさつ。何串も食べる子もいるなど、大人気でした。
食後、教室に飛び込んでいった子どもたち、コップと歯ブラシを持って水場に走り、率先して歯みがきをスタート。歯をみがく習慣はついているようです。さてそこで、J-FUNユースの歯みがき講座、実践編。歯をみがいたあとに、カラーテスターでみがき残しをチェック。口のなかをのぞくと、歯の白い子が多いのですが、むし歯がかなりすすんでいる子もいて、うーん、なかなか治療には行けないのかもしれません。
ビルマ人労働者の仕事:ゴム農園で働く・夜編
南タイでは整然と並んだゴムの木をいたるところで見ることができますが、いったいどのような作業が行われているのでしょうか。
夜もずいぶん更けてから、ゴム農園を訪問しました。大規模なプランテーション農園ではなく、個人でタイ人のオーナーと契約をしているということで、この場所に来てから2年目。1人で900本の木をみています。奥さんはラーニングセンターの先生です。バナナフリッターをわざわざ揚げて歓迎してくれました。
ゴムは日光にあたらないよう、夜に仕事をするそう。夜10時から翌朝まで木肌を削って樹液を採取します。木に小さなボウルがとりつけてあって、そこに滴ってきたゴムを朝に集めるのです。雨が降ると仕事にならない、収入はゴムの国際価格に大きく左右されてしまう、夜から早朝にかけての仕事なのであまり身体を休める時間がない・・・本当に条件の厳しい肉体労働です。いまは雨の季節でもなく、ゴムの価格が非常に良い時期ということで、少しは暮らしも安定しているようですが、一筋縄ではいかない仕事に思えます。身の回りにゴム製品があふれているわりに想像もつかなかったゴムづくりの最初の最初の過程。
続きは明朝です。
