昨年に引き続き2度目となる、J-FUNユース(Japan Forum for UNHCR and NGOの学生団体)の南タイスタディ・ツアーが、20日よりスタートしました。難民問題に関心を持つ学生たちが、在タイビルマ人の問題に直に触れながら学ぶ約一週間の日程です。プーケット空港から車で北に向かって1時間ほどの海岸に位置するカオラックに滞在しながら、JVCが支援しているFED(Foundation for Education and Development)の活動場所を訪問します。

津波から6年を過ぎたカオラックの中心は、大きな道路の左右数キロに商店や食堂が並ぶのんびりとした観光地。津波にすっかり洗われてしまった町にも観光客が戻りつつあるようです。少し先には、韓国の大企業の慈善施設の看板が立っているなど、これからも町が広がっていきそうです。
本日は、J-FUNユースの皆さんよりも一足先に現地に到着した、南タイの事業を担当する下田とともに、FEDの事務所に行って打ち合わせ。日曜日にもかかわらず、受け入れを担当してくださるポポさんが迎えてくださいました。「いろいろ会議もあるし、他のスタッフもみんな出てるのよ」と、8ヶ月の大きなお腹をかかえながらも、颯爽とした仕事っぷり。頭が下がります。

さて、このスタディツアーのおもしろさは、見る・聞く・学ぶの受け身なものではなく、企画を事前から考えてきて自分たちで実施してみること。夜遅くに到着したJ-FUNユースのメンバーたちも、明日からの準備に余念がありません。さて、どんな企画が飛び出すでしょうか? 楽しみです。
