南アフリカ通信
ワールドカップリーグ戦も終盤にさしかかってきましたね。日本でも随分と盛り上がっていますでしょうか。私は今回こちらで三度スタジアムに行って観戦する機会を得ました。先日農村での観戦の様子をお伝えしましたが、今回は真逆の雰囲気ただようスタジアムでの観戦の様子についてお伝えしたいと思います。
他のアフリカの国もそうだと思うのですが、南ア人はとても綺麗好きです。頻繁にいろと買い替えられずボロボロになったものも使っているので、そうは見えないこともあるかもしれませんが、洋服は「そんなにゴシゴシしたらすぐ擦り切れるのでは・・」と思われるくらい力強く洗い、また家の中もきっちり整然と片付けています。そんな身なりに気を遣う南ア人がなかでもこだわっているのが靴。JVC現地スタッフのドゥドゥは出張時に、また菜園研修者たちは研修参加時に、たった5日間程度の日程であるにも関わらず3足ほどの靴と靴磨きを必ず持参していて、私も最初は随分と驚いたものでした。
先日ご報告しましたリンポポ州・ベンベ郡を訪問した後、6月10〜15日にカプリコーン郡の活動地を訪問しました。カプリコーン郡での活動はベンベ郡より2年あと、2007年より活動を開始しました。現地のNGO・ポロションとともに(1)若者を対象とした予防啓発の研修、(2)HIV陽性者を対象としたエイズ治療等に関する研修、(3)在宅介護ボランティアの育成、(4)地元の給食センター(DIC)を通じた子どもの支援、(5)栄養改善としての家庭菜園研修を行ってきましたが、2009年度からは(2)、(3)、(5)の研修に集中して活動を行っています((4)は(5)を通じた支援)。
ワールドカップが始まりましたね。皆さんはどんな風にワールドカップ初日を迎えられましたでしょうか。また日本vsカメルーン戦はどんな風に観戦しましたか?
格差、HIV/エイズ、貧困、犯罪...日本で報道される南アフリカの姿にはあまりポジティブなものがないような気がしますが、南アフリカにはもちろん、私たちと同じく「家族の幸せ」を願う普通のお母さんがいっぱいいて、お洒落が大好きで恋愛や将来に悩む少年少女たちもたくさんいます。
6月7日から9日までリンポポ州ベンベ郡の活動地へ行ってきました。JVCはベンベ郡では2005年から活動していて、現在は、LMCCという現地の団体と協働しています。2009年度からは、それ以前の期間のフォローアップ期間として家庭菜園研修に集中して活動しています。
二日目、三日目
二日目はLMCCのスタッフおよびボドウェ村のボランティアたちが教えているチヴァデ小学校、ナレディ高校を、三日目はンジャカンジャカ村のナマンジ小学校、ムペニ村のモレ
リ小学校で研修を実施しました。
昨日ベンベ郡での研修を終え、今度はカプリコーン郡の活動地にやってきました。この原稿を書いている今日は6月10日です。いよいよワールドカップですね。こちらも前夜で大盛り上がりです。