\n"; ?> JVC - 明日はいよいよワールドカップ!! - 南アフリカ通信

明日はいよいよワールドカップ!!

南アフリカ事業担当・現地代表兼任 渡辺 直子
2010年6月10日 更新

昨日ベンベ郡での研修を終え、今度はカプリコーン郡の活動地にやってきました。この原稿を書いている今日は6月10日です。いよいよワールドカップですね。こちらも前夜で大盛り上がりです。

…と言いたいところですが、村にいると、在宅介護ボランティアをしている女性たちは「明日の開幕戦?ラジオで聴けば十分でしょ」という感じで、ジョハネスバーグなどの都市とはだいぶ雰囲気が違います。国旗もほとんど見かけません。それでもブブゼラの響きだけは、朝から晩まで鳴り止みません。子どもたちはどこにいても盛り上がっているみたいです。それだけサッカーがそこかしこに浸透しているということなのだろうなと実感しながら明日を迎えます。

先日、9日には、「12時になったらみんなでブブゼラを吹こう!」ということが全国的なキャンペーンのように展開されていました。最初テレビのニュースでこの告知を聞いたときには何かの間違いではないかと思ったのですが、9日にはベンベ郡の村でも12時になると同時にブブゼラが鳴り響き始めました。ブブゼラを持っていない人は車のクラクションを鳴らしています。私も突然道行く男性に「オマエも吹け」とブブゼラを渡され、吹くはめに。村ですらこんな状態なのですから、ジョハネスなどの都市ではどんなだったのかと思っていたら、隣でJVC現地スタッフのドゥドゥが「ジョハネスにいなくてよかった…」とつぶやいていました。それにしても「12時からミーティングを始めよう」と言って始められたことがない南アにおいて、この時間の正確さには正直驚きました。

こんな小さな子でもブブゼラを上手に吹きます。結構難しいのですが、なぜか大人であるボランティアさんや私のほうがうまく吹けません。こんな小さな子でもブブゼラを上手に吹きます。結構難しいのですが、なぜか大人であるボランティアさんや私のほうがうまく吹けません。

カプリコーン郡ではポロションという現地NGOと協働しています。ベンベ郡と同様に菜園研修の実施やその他モロモロの活動を実施する予定です。今日は菜園研修を実施したのですが、早朝から17時くらいまで、研修参加者とともに参加者たちの畑をまわっていました。この様子はまた後日お伝えしたいと思いますが、明日11日も同様のことが予定されていると知っているドゥドゥとポロションのダイレクターのジョナサンから「明日は必ず14時までに仕事が終らなければ皆で『トイトイ』する」と言われました(「トイトイ」というのは現地の言葉でいう「デモ」のような意味で、毎年のストの時期にはこの「トイトイ」をよくみかけます。南ア人のそれは歌って踊ってなんだか楽しそうなのですが…)。

というわけで、明日は金曜日で平日なのですが、14時までには仕事を終える必要がありそうなので、朝8時から活動開始です。その後はジョナサンたちと観戦する予定です。現地の盛り上がりがどんなものなのかまたお伝えできればと思います。ワールドカップ前の親善試合12試合で負けなしのBafana Bafana(南ア代表チーム)が明日どんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。

JVCが活動するリンポポ州ベンベ郡の給食センターの子どもたち。ボロボロのボールを持っています。この後男の子たちの間でサッカーが始まりました。JVCが活動するリンポポ州ベンベ郡の給食センターの子どもたち。ボロボロのボールを持っています。この後男の子たちの間でサッカーが始まりました。

サッカーワールドカップ2010 の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2010年6月16日 更新ワールドカップ観戦記 in 南アの農村
2010年6月10日 更新明日はいよいよワールドカップ!!
2010年6月 1日 更新ワールドカップ直前のジョハネスバーグに到着!
2010年6月29日 更新ワールドカップ観戦記No.2 @スタジアム