
さて、写真にあるこの実はなんでしょう?かじると甘酸っぱいさわやかな味が口の中に広がります。梅?それとも、すもも?いいえ。答えは・・

南アフリカ特産のマルーラの果実です。マルーラは、マンゴーやカシューナッツと同じウルシ科の植物です。アフリカ・ゾウの好物だそうで、自然落果したのちにアルコール発酵が始まるマルーラを食べたゾウが酔っ払うのだとか・・・。
このマルーラの実、JVCが活動をしているリンポポ州で3〜4月あたりによく見かけます。そのまま食べることも可能なのですが、旬の時期にはジュースや自家製ビールに変身して道端で売られているのをよく見かけます。ビールはどぶろくのような濁ったお酒でなんとも言えない味がします。しかし私たち外国人に一番有名なのがマルーラの果実からつくられた蒸留酒に生クリームを加えた「アマルーラ」という名前のリキュール。ゾウのマークがついた茶色の瓶で売られていて、南アフリカではお酒が売っているところであれば大抵どこでも買えます。
南アフリカのお酒といえばワインが有名ですが、皆さんがいつか南アフリカにお越しの際にはぜひこのアマルーラもお試しあれ。いきなり大きな瓶で買うのは・・(大抵700mlかそれ以上の大きさで売っています)という方には、50mlのミニサイズも売っています。ちょっとしたおみやげにもなってオススメです。

ただしこのアマルーラ、氷で割って飲むのが一般的ですがカルーアミルクに似た味で大変おいしく口当たりがいいため、飲みすぎには要注意です・・・。