コリアでの活動


1995年に起きた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)での洪水被害への緊急支援に取り組んで以来、他団体とともにネットワークを組み、北朝鮮の子どもたちへ支援を行ってきました。
しかし日本社会では理解を得ることが難しく、東北アジア地域で平和を築くためには相互理解が大切だという思いから、2001年に子どもの絵画交流「南北コリアと日本のともだち展 (以下、ともだち展)」を開始しました。2012年からは平壌の大学生と日本の大学生による「日朝大学生交流」(以下、大学生プログラム)も実施しています。
※JVCでは、朝鮮半島での活動を総称する意味で「コリア」と呼んでいます。
現在の活動一覧
絵画を通した交流
日本・韓国・北朝鮮に暮らす子どもたちの絵画の交換を通じて、北東アジア地域における平和的共生を考えます。
日朝大学生交流
絵画を通した交流の発展形として、2012 年から「日朝大学生交流」を実施しています。
現地からのストーリー
2002年から『ともだち展』に参加している平壌のルンラ小学校では、2007年以降、日朝関係の悪化によって絵は展示できない状況が続いていましたが(交流は継続)、2014年に一時的に絵画展が再開できました。
そのときに、私たち日本からの訪問団に通訳として同行してくれたのが、当時、平壌外国語大学の学生だったチョさんでした。チョさんはルンラ小学校の卒業生で、なんと平壌側での『ともだち展』の参加者だったのです。
後輩にあたるルンラ小の子どもたちに、彼女は語りかけました。
「小学校4年生のときに、初めて『ともだち展』に参加しました。私が初めて会った外国人が、『ともだち展』で訪朝してきた日本人でした。それがすごく記憶に残っていて、日本人と直接話してみたいという思いで、これまでずっと日本語を勉強してきました。今は大学の日本語学科に所属していて、今回は通訳として同行しています」
またこの訪朝には、子どもの頃に日本で『ともだち展』に参加した日本人大学生と朝鮮大学校の大学生も同行していました。「絵を通してのみ出会っていた」チョさんと彼女たちが、12年の時を経て、ようやく「実際に出会えた」のです。
東北アジアをめぐる情勢は相変わらず厳しいですが、「顔が見える関係」を築くことが平和につながると私たちは信じています。チョさんは今、平壌外国語大学で教員となり、学生たちに日本語を教えているそうです。
コリア事業スタッフ紹介
(2022年7月現在)
コリア事業とSDGs

「SDGs」と呼ばれる「持続可能な開発目標」(Social Development Goals、以下SDGs)は、2015年に国連が定めた目標です。 「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」を合言葉に、2016年から2030年までの間に世界が達成すべき17つの項目を挙げています。
コリア事業に関連深いゴールは下記になります。
- 目標10:人や国の不平等をなくそう
- 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
パートーナー団体紹介

「ともだち展」の海外パートナー。 北の子どもへの支援と文化交流、平和教育を活動の柱とするNGO 。 団体名には、背の高さと心の高さを同じくして「肩を組み合えるともだち(=オッケドンム)」になろうという意味が込められています。
これまでの活動
災害時の人道支援
洪水被害などの際に、被害を受けた地域の病院や子ども施設などに対して、食糧や医薬品の支援を行ないます。
コリア事業について知る
コリア事業に関して新しい情報を知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
コリア事業の活動に参加する
サポートしてくださる方は、どうぞご寄付をお願いいたします。
韓国・北朝鮮・在日コリアン・日本・・・子どもたちの交流をサポートするチームです。 子どもが好きな方、レクリエーション企画の得意な方、韓国朝鮮語を使いたい方、歓迎です。
お住まいの地域や学校の文化祭などで、絵画展を開いてみませんか。JVCも参加する「南北コリアと日本のともだち展実行委員会」より、子どもたちの絵を貸し出します。
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。