イラクでの活動
対話を通して民族の対立を防ぐ
概要
キルクークはアラブ、クルド、トルクメン、アッシリアなど多様な民族が集住し、歴史的な経緯と埋蔵資源(石油)の利権がらみで対立が懸念される地域です。この地域でイラクの地元NGO のINSAN(インサーン) が、地域のニーズを拾い出し、地域の問題解決にあたって住民自身が話し合う場を設けるなどして、地域社会の支援活動を続けています。JVCは2009年度から、このINSAN の活動に協力してきました。
2012年度報告
地域住民が対話をもとに対立をおさえ、問題を解決しようとする努力を後押しする支援の一環として、「子どもたちとつくる地域の平和」ワークショップを夏休みに開催しました(2012年6~7月)。
異なる民族出身の子どもたち30 名余りが一緒にアート作品を作ったりゲームや寸劇をすることで理解し合い、関係を深めました。さらに対立を緩和する方法を学び、地域全体の平和的な環境作りにつなげました。2011 年度までのワークショップの実施結果の振り返りも行い、子どもたちの交流が進むだけでなく、親や兄弟も含めて家族ぐるみの交流が始まった例など、ワークショップを通して新たに知り合った人々の間でその後も関係が続いているなど一定の効果が現れていることが報告されました。
2013年3月にはプロジェクトのパートナーであるINSAN のスタッフら3名を日本に招き、平和構築の活動事例としてワークショップの模様を報告する機会を作りました。その時の様子をまとめた記事があります。
- イラク戦争から10年【1】 イラク・キルクークからゲストをお招きしました (2013年4月25日更新)
2013年度計画
前年度に行った活動の振り返りを受け、今後のイラクにおける活動の方向性を検討し、年度後半に確定します。
以前の段階での報告
イラク・ヨルダン現地情報「2010年8月のクルド地区訪問から」(2010年8月時点)