こんにちは。カンボジアから大村です。11月に、数カ月ぶりに元事業地・コンポンクダイに行くことができました。活動が終わってから8カ月。事業地はどのような様子なのでしょうか。日数が限られていたこととコロナのこともあり、それぞれのお宅に長くいることはできませんでしたが、それでも皆さんに再会できたのはとても嬉しいことでした。今回は、これまでこのブログに登場してきた方を中心に、お伝えします。
サム・コーンさん
まずはオールー村のサム・コーンさんのお宅に。
雨季が終わり乾季に入る頃でしたが、見事な家庭菜園を継続されていて、収穫物はドライにして出荷したり、近隣の方に販売をしているとのことでした。それだけではなく、空きスペースを開墾し、新しい菜園スペースまで広がっていました。
「JVCがいなくても、知識と経験が残っているから問題ないよ」と言われました(嬉しい)。相変わらず近所の方に技術をシェアしたりもしているそうで、この時も近所の方がショウガを買いに来ていました。
シン・ミーさん
続けて、トロピアンベーン村のシン・ミーさん。
ネム・ソーンさん
3月の活動終了の際、とても嬉しい言葉を残してくれた同じくトロピアンベーン村のネム・ソーンさん。会いたかったのですが、コメの収穫で忙しい時期だったこともあり、予定が合わずに今回は会えませんでした・・・また次回!
ソク・ボッパーさん
続いてはコンサエン村のソク・ボッパーさん。このブログにも、たびたび登場していただいた、事業地の中でも特に熱心にJVCの活動に参加し続けていた方のひとりです。
ボッパーさんも、毎朝収穫した野菜やハーブを近隣で売ったり、ドライハーブにして出荷したり、もちろん自分達で食べたり、JVCとともに取り組んできたことをそのまま継続されていました。JVCの活動が終了した後、菜園を継続しなかったり、外部への販売をやめたり、そのあたりは最終的には村の皆さんが決めることであり、どういう判断がなされているのだろう・・・と思いながらお邪魔しましたが、今のところ皆さん、「暮らしが改善されたから、もちろんそのまま継続しているよ!」とのことで、一緒にやってきた身としては、とても嬉しいことでした。
ソク・スーさん
活動終了に伴い制作した映像の中で、ご覧いただいた方からもっとも大きな反響があったソク・スーさん。実は今回の訪問は、ドライハーブの卸先であるDemeterの代表の西口さんとスタッフのシナーさんと一緒だったのですが、あのインタビューを撮影した日から約10カ月、直接Demeterの方とお話できたソク・スーさん、大変感激している様子でした(Demeterのお2人も嬉しそうだった~!)。
ドンソック村
2018年度にため池を掘削し、他の村に先駆けてドライハーブ出荷を始めたドンソック村。こちらも田んぼが忙しい時期で、皆さんにお会いすることができなかったので、池の様子だけ確認してきました。
ドライハーブの売り上げをご近所さんでためて、ハンドポンプを買った時などいつも大活躍だったエイム・チェイさんに、帰り際に数分だけ遭遇できました。
「問題ないよ。知識や経験が残っているから」
という訳で今回は、事業終了後の村の皆さんのその後をお伝えしました。この記事ですべてを紹介できず残念なのですが、これまでともに活動してきた皆さん、訪問できたお宅は皆、家庭菜園をベースに日々を営まれていました。「何か問題ないですか?」と尋ねても皆、「問題ないよ。あ、そうだあれ見てよ。JVCの研修でやったやり方、やってみたのよ」という感じで次々に色々な話をしてくださり、ホッとしたしとても嬉しかったです。もちろん細かいことを見れば色々ありますが(雨が降る時期が遅れているのが気がかり)、それらも含めて今後もやりとりを続けていけるよう、これからも、定期的に皆さんにご挨拶に行きたいな、と思っています。コロナがなければもっと訪問しやすいのですが・・・。
それでは今回はこの辺で。次回は、「JVCスタッフの今」をお伝えできればと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログもあと2回くらいで終了予定です。